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ビジネス情報掲載記事(令和8年5月1日号)-お知らせ

備後の経済情報誌「ビジネス情報 令和8年5月1日号」に載りました。

(本文)

「リーダー育成の第二段階」

世に言うリーダーは幼い時からリーダーであるわけではありません。

ライオンの子供は将来ライオンになりますが、幼い時から狩りの能力を自動的に持っているわけではありません。

ですから、いかに百獣の王といえども、狩りの練習なくして狩りはうまくなりません。

これは、いくら経営者のご子息でも「経営の教育・訓練」なくして立派な経営者にはなれないのと同じです。

 

さて、前回は龍の成長過程における第一段階についてお話ししました。

復習しますと「潜龍」についてのお話です。「潜龍」は池の淵に潜んで「確乎不抜の大志」を打ち立てるための不遇の時代です。

龍の成長の第二段階は「見龍(けんりゅう)」の時代で、いわば見習いの龍です。

暗い淵に潜んでいた「潜龍」が地上に出て、世の中が見えるようになります。

 

なお、龍の最高位は第五段階の「飛龍」となります。

 

自分の志と一致する「師」を見つけて、それに倣うことがこの段階です。

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」といわれます。

易経では「大人をみるによろし」とあります。

師である「飛龍」のやることを、見たまま、聞いたまま、丸ごと真似ることが重要です。

この時、師が間違っているとか、正しいとかの批判精神は不要で、そのまま受け入れて徹底的に従う時なのです。

 

日本の武道や茶道における修行の段階には、「守破離」という言葉があります。

まずは、師のやり方を繰り返し、繰り返し真似て「基本の型」を作ることが大事です。

「基本の型」ができると、次に「見龍の目くらまし」という現象が起こります。

型を徹底的にマスターすると、その時点で師と同じレベルだと勘違いしてしまいます。

やっと物まねができる状態なのに、何もかも見えたと錯覚するのです。

一通り勉強して資格を持つと、もう師匠を超えたと錯覚するのです。

そして、やり過ぎ、走り過ぎで中途で挫折してしまいます。

右から来たものを左に流すような状態です。

 

「型」にこだわり過ぎてもいけません。

お近くにいませんか?「この型をつかえば全てうまくいく」という方が。

「型」を自分のものにすることによって、その「型」が持っている本質を知ることが重要なのです。

そうすることで、「基本の型」を破り、そこから離れることができます。

 

他人の「型」を一通り真似て、その通りにできるようになると、その「型」を売り、次には別の「型」を仕入れて、一通り真似ができるとまたその「型」を売る、というお師匠さんもいるかもしれません。

しかし、それではいつまでも自分の「型」はできません。これを「型なし」と言います。

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