ビジネス情報掲載記事(令和6年7月1日号)-お知らせ
備後の経済情報誌
「ビジネス情報 令和6年7月1日号」に載りました。
(本文)
マネジメントという言葉があります。
そこで、改めて「マネジメントって何だぁー?」という話です。
そんなことも知らないのかとお声が上がりそうですね。
ちなみに、ネットで「マネジメント」と入力してみます。
いやー簡単に出てきますね。
次のように書いています。
マネジメントは、自社の「ヒト」・「モノ」・「カネ」・「情報」といった経営資源を正確に把握した上で最大限に活用し、自社のミッションや部署の目標を達成することです。
言い換えるなら、「成果を出すためのすべて」がマネジメントといえます。
なるほど、そういうことなんですね。
ネット情報が絶対に正しいわけではありませんが、何かの情報をたたき台にして考えることは大事です。
そこで、この文章が正しいという前提で話を進めます。
「ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を正確に把握した上で」という言葉があります。
これは、ムチャクチャ大事なことです。
現状把握を徹底せずに、正しい答えは出ません。
この経営資源の中で、一番に把握することが難しいのは「ヒト」ではないでしょうか。
日本の昔からの言葉で、人を説得するときに役立つ言葉があります。
それは「人を見て法を説け」という言葉です。
まさに至言であります。
これもネットで検索すれば出てきます。
「相手の性格や時と場所をのみこんだ上で、その人に最もふさわしい方法で説得し、対応せねばならぬことをいう。釈迦が仏法を説く時に、それぞれの人に応じた方法で説法したという故事による。」
わお、マネジメントって二000年以上前からあるんですね。
では、経営コンサルの神様であるドラッカー先生は何と言っているのでしょうか。
約六0年前の著書です。
「普通の本は人をマネジメントしようとするが、本書は自らをマネジメントする方法について書いた」
「ほかの人間をマネジメントできる証拠はない。しかし、自らをマネジメントするのは常に可能である」
「そもそも自らをマネジメントできない者が、部下や同僚をマネジメントできない」
「マネジメントは、模範となることにより行うものである」「経営者の条件」と言う本の前書きにあります。
そして、組織の人間関係が本当に良いかどうかの判断基準についても触れられています。
さて、以上をまとめてみたいと思います。
〈マネジメントで必要なことは〉
まず一番目に、人の持つ才能を正確に把握しているかどうか。
二番目に、成果目標を明確にしているかどうか。
三番目に、従業員に変われという前に自らが変化しその模範を示しているか。
これらを一言でいいますと、「社長が変われば全てが変わる」ということになりそうです。
しかし、社長が変われば、何がどう変わるのかは、答えが難しそうですね。
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