消費税インボイス・この制度がつくられた真の目的は？2022.11.30-企業の知恵袋

税理士・社会保険労務士

ビジョン実現パートナーの

大立稔（おおたち　みのる）です

会社の数字は

人がつくるもの

普通の社員が

天才の仕事をする仕組み

その構築が大事です

ビジョン実現パートナーが

社長様とご一緒に

その仕組みをつくります

インボイス制度が

R5年10月から開始です

なぜこの制度が作られたかです

1つは

正確な消費税の計算を

目的としています

現在は

8％と10％の複数の

税率が採用されています

取引上とても煩雑です

コンビニで買い物をすると

食料品もあります（8％）

乾電池もあります（10％）

領収書に内容が明確でないと

消費税の計算にミスがあるも

しれません

計算が複雑なため

インボイスで内容を明確に

する必要があるのです

2つ目は

消費税法のしくみには

実は盲点があります

免税事業者は1000万円以下の

方が対象です

消費税を払わなくても良いのです

ところが

免税事業者に支払った費用は

消費税の控除ができます

そうすると

国に納付する消費税は

その分減るのです

年商1000万円以下の

個人事業者さんはピークに

なっています

1000万円の免税点を

動かすと選挙の票に

大きく影響します

本当は免税点をなくしたい

はずですよね

免税事業者の方は貰った

消費税を納めないので

その分の利益が増えます

免税事業者には

消費税分の益税が発生します

政府はこの益税をなくしたい

ということになります

3つ目

実は

課税事業者になるのは

2年後になります

1000万円の免税点を超えた

翌々事業年度が

課税事業者になります

それまでは

免税事業者として消費税を

払わなくてよいのです

特定期間等の問題がありますので

詳しくは税理士に確認ください

実は

ここにも益税の問題が

あります

インボイス制度はここにも

益税の是正圧力をかけて

きます

インボイス不発行事業者は

取引先から選別されるという

市場の選択が働きそうです

そうすると

会社を設立したての方も

課税事業者を選択しそうです

市場が

インボイス不発行事業者

締め出すとすれば

このインボイス制度を

考えた人は

頭いいですね

しかしながら

一般消費者対象の事業者は

どうなっていくでしょうか

理容業・美容業などの

場合には市場の選択は

ゆるやかかもしれませんね

そして

最後の益税の牙城は

簡易課税制度ですね

この制度はまだまだ

必要とされそうです

ちなみに

簡易課税制度の適用は

5000万円以下です

最後までお読みいただきまして

ありがとうございます