会社を動かす前に人間はどんな存在かを知ろう-企業の知恵袋
税理士・社労士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたち みのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組み
その構築が大事です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
その仕組みをつくります
今日は
コンサル先のお客様の
社員面談を行いました
僕は
個性分析で700人以上の方と
直接面談をして分析をしました
ですから
お話をしていると
ある程度の個性が予想できます
今日の社員面談は
3店舗で5人の面談です
結論から言いますと
素晴らしい人財が
たくさんいらっしゃいました
どのような視点で
人材を見るかが大事です
皆さんもご存知の通り
成果を上げる公式は
成果 = 戦略 × 実行力です
戦略と実行力を分かれていますが
戦略と実行力は相互に影響します
自社の経営資源で実行できる
戦略でないと成果は出ません
経営資源で大きな比重を持つのは
人間です
その人間の見方により
成果は大きく変わります
人間の見方ですが
まず
人間とはどのような存在であるか?
ここが大事です
これには先人の大いなるヒントが
あります
それは
D・マグレガー著
「新版・企業の人間的側面」
という本にあります
これによりますと
人間の見方には
X理論の見方と
Y理論の見方があります
少し内容を見てみます
X理論
1. 人間は生来仕事がきらい
2. そのため強制・統制・命令・処罰が
ないと十分な力を出さない
3. 人間は命令されるほうが好き、
責任回避・安全を望む
非常に残念な人間の見方です
これでは人間の成長性を
考えることはできません
事業の発展性もなくなります
勉強しないで経営を行ない
この見方を持っている方が
多くいらっしゃいます
では
Y理論を見ていきましょう
1. 仕事で心身を使うのは
遊びや休憩の場合と変わりない
2. 人は自分が進んで身をゆだねた
目標のためには自らムチ打って働く
3. 献身的に目標達成につくすかは
得る報酬次第である
ここの報酬は
自己実現の欲求の満足のことです
4. 人間は条件次第では自ら
すすんで責任をとろうとする
5. 創意工夫する能力はたいていの人
に備わっており一部の人だけではない
6. 現代企業では従業員の知的能力は
ほんの一部しか生かされていない
ということは
Y理論の考え方を基本にすると
現在会社で発揮している社員の能力を
はるかに上回る能力を開発できます
X理論を前提にすると
社員の中に眠る潜在能力は
活かせません
Y理論の考え方に立って
社員の潜在能力を引き出す
Y理論で見ると会社は
人財の宝庫です
X理論で見ると会社は
人罪の宝庫になります
人材育成は
その人の能力を信じて
忍耐強く実行する必要があります
では
その忍耐力はどれだけの
辛抱がいるのでしょうか
次回
書き込みたいと思います
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます