歴史に学ぶ「会計三悪」-企業の知恵袋
戦略経営者11月号、歴史学者の磯田道史氏の対談より。
磯田氏は、世界の歴史や会計について学ぶうちに「会計三悪」があることに気づかれた。
1つは、「会計を怠る」、そもそも帳簿自体をつけないこと。
二つ目は、「帳簿をつけてもそれを無視する」、帳簿を見ようともしないし、活かそうともしない状態。
三つ目は、「会計帳簿に不自然な操作を加えて正確な会計を見せない」の3つです。
事実、こうしたことをやっていた国家や経営体というのが繁栄を続けるのは難しいというのが歴史の教訓ということです。
会計をきちんとすることは、「自分の状態をきちんと見る」ということでとても大事なことなのです。
そうでないと、自分の実力を勘違いして、本当に改善すべき課題が見えなくなりそうです。
ゆえに、会計人は真実を正しく計算することが、誠実にお客様の永続発展に貢献することとなりそうです。