経営の原理原則・温故知新-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
経営の原理原則という言葉が
あります
さて
何のことでしょうか
そもそも
経営の原理原則という言葉は
どこから出たのか
はっきり言って誰もそれは
明らかにしていません
そして多くの人々は原理原則
を法則のことと思っていると
感じます
しかして
法則はものすごい数が存在します
物理学者は引力・慣性の法則など
数多くの法則があります
心理学では返報性の法則などこれも
多くの法則があります
これらをもって原理原則というのは
あまりにも思い付きのように感じて
なりません
まさしく
言葉遊び・言葉勘違いと言えそうです
松尾芭蕉は経営の原理原則として
「不易流行」の言葉を残しています
易は易経の易ですが
易の示す意味は変化です
変化しないものと流行は変化
するものです
ですから
易の意味から行くとこの世の全て
は変化するという事です
しかし
その変化のプロセスは変化しない
と言っているのです
だから
変化したものばかりに踊らされる
のではなく不変の変化のパターン
を知ることが大事なのです
変化のパターンは誰でも知っています
だから
それを活用すれば誰でも幸せになれる
ということなのです
原理原則の意味を知らずに何でも原理
原則と言えば威厳がつくと勘違いして
いる事もあるかもしれません
広告宣伝は戦術ですがたまに広告戦略
と言われる方もいます
私が25歳前後の頃に戦略と戦術
は何が違うか?
武田信玄は戦略家で上杉謙信は
戦術家だという雑誌もありました
40年前の話です
会計は戦術ですが会計戦略という
方もいらっしゃいます
返報性の法則は経営の原理原則では
ありませんが経営の原理原則と言わ
れるかたもいらっしゃいます
何が正しいかではなく
早く言い切った者勝ち的なところが
あるような気がします
つまり
知らない事やはっきりしない事は
言ったもの勝ちということです
易経では
経営の原理原則を変化の法則と
捉えています
物理学の法則を知っているから
心理学の法則を知っているから
適当に原理原則と言うのはいかが
なものでしょうか
人が迷うのです
迷いは幸せになれません
広告戦略ならまだしもチラシ戦略
とまで意味不明な言葉があります
戦略と戦術を混乱すると成功でき
ないのです
残念な事です
我々経営者はもっともっと勉強を
必要とすると感じます
それが成長の根元ですから
最後までお読みいただき
誠にありがとうございます。