正しいけど、正しくないこと-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)
という言葉があります
何かの問題解決にあたり一人一人が
正しいとされる行動をしても、全員
が同じ行動をとると、想定とは逆に
思わぬ悪い結果を招いてしまうこと
とあります
家庭の経済法則を貫くと個人個人
は良い事になります
しかし
国全体の経済は悪くなるという
ことです
過去に徳川吉宗の享保の改革が
あります
質素倹約を中心として個人の
収支を健全にしようとしました
ところが
縮小経済となり国の経済はうまく
いかなかったようです
だから
経済や経営学は会社を運営する時に
非常に重要になってきます
しかし
経営を勉強しない会計専門家は以外
と多いものです
でも
会計を知っているがゆえに経営の
プロと錯覚している人は多いかも
しれません
何しろ
経営は単なる数字の切り貼りで
できるものではありません
経営の勉強は少なくとも専門に
勉強して15年はかかると言われ
ています
おおたち会計では30年かけて
コンサルティングを実施して
きています
また
大きな資金を始めから投資する
ことはありませんので破綻は起
きません
この厳しいご時世でも200%
の売上増加をしている会社さん
もいらっしゃいます
別に大きな投資をするわけでは
ありません
むしろ投資は抑えてもらいます
何か大きな投資ありきのコンサル
には十分に気をつけられた方が
良いでしょうね
しかし
何も対策を打たないのでは早晩
立ち行かなくなりますのでご注意
下さい
さて
合成の誤謬はとても恐いものです
会社が
いつまでも縮小均衡策だけで行く
と最後には破綻が起きます
当初は
出費を押さえて縮小均衡を図った
もののバランスを維持し続ける事
は難しいのです
会計を知っているだけで経営が解
かっているという錯覚は非常に危
険なことになります
それと
大手の社員が入って来たから大手
の制度を真似れば良いというのも
やめた方が良いですよ
一見
大手の導入している制度が会社を大
きくするという幻を信じている経営
者の方もいらっしゃると思います
企業が成長するために魔法の制度
があるという宣伝をする心無い方
もいます
人事評価制度を入れると会社が成
長するという方もいます
全部逆なのです
企業が成長していくから
組織を変更する必要があります
だから
衣替えをする必要があるのです
社長が
一人ひとりの社員を見れないから
評価制度を入れるということも
あります
評価制度をいれたら企業が成長
するものではありません
でも
コンサルタントはこの制度を導入
すれば会社が成長すると言います
もっと言えば
私の会社はこれを導入して大きく
なったと言います
本当に導入しなくてはならない
のはマネジメントです
人間
正直に生きたいものですね
最後までお読みいただき
誠にありがとうございます。