お問い合せ
底の浅い議論に毒されないことです-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔（おおたちみのる）です
経営の日常ではいろいろなことが
起きてきます
パワハラ
という言葉が出てきてどれくらい
の期間が経つのでしょうか
パワハラはやる方にそのつもりが
あるとかないとかは関係ありません
相手のためを思っていたとしても
関係ありません
相手が傷ついた時に発生するのです
世の中には
まだまだ不思議な議論が後を断ち
ません
例えば誰かがミスをしたときに
怒ってはいけない叱るんだとか
いう話があります
例えば
怒るというのは怒りを相手にぶ
つける行為で叱るは相手を成長
させることだ聞いたことがあります
叱るのはよくないとか叱らない
と相手を成長させられないとか
話もあります
人それぞれの考え方はあるでしょう
そこには”叱る”という行為に固執しす
ぎているように思います
今の時代はギスギスし過ぎて問題に
なることが多いようです
しかしそれは
叱るのはいいとか悪いとかの議論
なんでしょうかね？
あまりにも
表層の話のように思えます
要は底が浅いのです
例えば
戦略と戦術を語るときに戦術だけ
を重点的に話しているように思え
るのです
戦略がないのに戦術だけでこう
したらいいとかああしたら悪い
を議論しても不毛です
戦術をいくら議論しても戦略が
なければ成果はあがりません
問題は
相手にやってよい事悪いこと
を教えずにいればそれが大問
題なのです
教えた後に発生したミスは仕組
みの問題か本人の能力の問題か
を考えることが大事です
ひょっとして
怒った行為を叱ったと言っている
かもしれません
良し悪しを教えずに叱るのは虐待
になります
だから
叱ることが正しいとか正しくない
という議論は表面の浅い話なのです
これに似た問題があります
子どもがお使いに行くのに草履で行
くのが正しいとか下駄で行くのが正
しいという議論に見えます
また
叱り方にもいろいろなやり方
があります
パワハラ的な叱り方は大問題
でしょう
叱らないから世の中が悪くなる
という議論も底が浅すぎます
では
どうすればよいのでしょうか
やってもらいたいことや能力
をつけてもらたいことは昔か
ら良い方法があります
やって見せ言って聞かせてやら
せてみせて褒めねば人は動かジ
山本五十六氏の言葉です
やって見せもせず言って教えも
せずにどなって叱るのでは虐待
になります
だから
叱るか叱らないかの問題では
ないのです
もう少し本質を
掴むことが大事ですね
ランチェスター経営の竹田陽一氏
はそれを下駄・草履議論と言われ
ています
全くその通りですね
叱ることが正しいことという
アンカリングは次の大問題を
生みます
そう言えば
自分の子を折檻して殺した親は
「躾をした」と言っております
躾なら何をしてもいいものでは
ありませんよね
考え方の少しのズレが大きな不幸
を呼び起こします
安易な考え方には毒されないこと
が肝要です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます