お問い合せ
世の中、一面だけの思考ではいけません-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔（おおたちみのる）です
今朝の会議での話です
新規拡大があったときにどの
ように対応すべきか？
ベテランが担当者と一緒になって
何もかも二人組でやらないと大変
だという意見が出ます
なるほど
絶対的完璧にするにはそれが良い
かもしれません
会議の流れはそちらに行こうと
していました
しかし
現実をみなければいけません
そんな
ことをしたら生産性はガタ落ち
になります
そこで
ベテランが次の人に渡すときに
マニュアルを作って渡せばどう
かという提案をしました
そうすると
「それだけではいけない」
「もっとああやってこうやって」と
無限に時間があるような意見が出ます
私から見れば
そうするとまた別の人を雇う必要
が発生します
そこで
実務を完璧にやるという意志は尊重
できます
しかし
経済性というものも必要ですよ
ですからその案は経済性の観点
からどう思いますか？
そうすると
新規立上のための時間基準が
そもそもないから駄目だと
言います
私が質問したのは
経済性の観点からどう思いますか
という質問ですよ
だから
そのための時間基準がないから
だめなんです
ＯＫ良くわかります
私が言いたいのは時間基準を作る
にもみんなの感じるところを教え
て欲しいという事なんですよ
最後に
「私の意見はそういうことですから」
というものでした
最終的には
ベテランが立ち上げた新規顧客の
マニュアルを作るということに
決着しました
何が言いたいかといいますと
誰もが経済性を無視して考える
傾向があるということです
人が足りなければ入れればいい
こうなると会社を運営する能力
はないと言えるでしょう
会計事務所の人間でもこうなり
ます
常に経済性を頭に置いていない
と会社はあっという間に赤字に
突入します
会計事務所のベテランでも
そのような意見が出ます
だからこそ社長は
一つのことだけでなく財務的な観点
からも考えられる力が必要です
数字は嘘をつきません
ただし数字で嘘をつくことはできます
だから数字の素養が必要です
会社には企業倫理があります
人を騙してはいけない
人を欺いてはいけない
人に勘違いさせてはいけない
正義に忠実なのは当然です
しかし
経済が追いつかないとビジネスは
話にならないのです
こんな言葉があります
道徳なき経済は犯罪
経済なき道徳は寝言です
社員さんに
経済性の観念を教育することは
とても大事です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます