ビジョン達成のための限界利益学2024.01.20-企業の知恵袋

福山市の税理士・社会保険労務士

ビジョン実現パートナーの

大立稔（おおたちみのる）です

さて

今回は限界利益額についてお話し

をしたいと思います

読者の皆様には是非「限界利益」

という言葉を使っていただきたい

と思います

なぜなら

この「限界利益」という言葉で

どの業種にも共通して意思疎通

できるものだからです

限界利益と言うと少し格好いい

かもしれませんね

管理会計の世界で使われる用語

となります

粗利益という言葉は卸・小売業の

ためだけの用語です

製造業・建設業で「粗利」という

用語を使うとたちまちに混乱が生

じてきますので注意してください

限界利益は会社の儲けの第一ボタン

になってきます

だから大事なのです

利益は

限界利益　ー　固定費で表されます

要は利益を出したければ

限界利益　>　固定費の状態すれ

ば良いだけなのです

さて

このときに固定費の中に趣味的な

ものが入っていてはいけません

多くの会社であるあるな状況です

いわば普通の人であれば当然に

趣味と実益ということで固定費

に入れるでしょう

しかし

立派な社長さんは社員との対話を

するときの飲食代は個人の財布か

ら出されます

社長さんが対話の後に「領収書下

さい」と言っていることは社員さん

は聞き逃しません

あぁどうせ会社の経費で飲食して

いるんだなと感じるようです

ある社長様はそれを自分の財布か

ら払います

そのときに

社員は「社長が自分のために身銭を

切って払ってくれている」と感じる

そうです

また社長はレクサスに乗っている

のですがそれは会社の車ではなく

個人の支払で乗られているのです

ちなみに

税務調査の時に調査官に意見を

述べるときに非常に有利です

だから

皆さんにそうして下さいと言う

意味ではありません

ただ

こういう格好いい社長さんがいる

という話です

話を元に戻します

固定費は限界利益を得るための

投資として考えると良いです

利益をあげる時の考え方は

限界利益を上げるか

固定費を下げるという両方

の考え方があります

固定費を下げるというのは積木

崩しをするようなものです

それは人件費を削るということ

になることが多いからです

二人でやっていた仕事を一人で

やって他の人はリストラすると

いうことになります

たちまち

組織のバランスが崩れて人が

元気をなくしてしまいます

もちろん

生産力は激減します

一人のリストラでもです

だから

全社一丸となって限界利益を

増やすことを考えることが大

事になります

経営者は成果責任を負います

赤字の原因は社員さんではない

のです

リストラは経営者の責任を社員

に押し付ける形になるという事

を忘れないようにしましょう

ただし

会社が倒産するまでリストラを

しないというのは筋違いです

あくまで

会社が生きていなければ再生は

できないことです

ですから

利益は限界利益を大きくする

ことを考えることがリストラ

よりも優先されます

だから

限界利益が大切なのです

今まで限界利益という言葉は

用語として明確である・利益改善

の優先項目だから大事と言いました

3つ目は

社長と社員が同じ目標として

共通目標として協力し合える

ものだからです

例えば

労働分配率を50％と設定する

とします

そすると

社員は限界利益を増やせばその

半分が人件費予算を増やすこと

になります

一方

会社では限界利益の半分が利益

の増大になるのです

こういう話をしますと

俺の会社は赤字だから利益が出

てからでないと人件費を増やす

ことはできないと言われそうです

これは

利益を出したら分配する

利益が出ないのに分配はできない

という論理です

社員が利益を出したら分配すると

いう会社では赤字がプラスになる

ことは少ないようです

私がコンサルで会社をみるときに

会社の生産性は30％程度になって

いるところは多いです

残りの70％の生産性を出してもら

うことが優先されないでしょうか

100％　÷　30％は3.3倍です

あなたの会社の業績が3.3倍にな

た方がよろしいのではないでしょ

うか

3番目は会社・社員の両方が喜んで

共通の目標に向かうという体制を

作ることができます

これを学んでいただきたいです

これを限界利益学と言います

これが

全社一丸で幸せになる指標に

なります

最後までお読みいただきまして

ありがとうございます