ビジョン実現には、本物の管理会計を活用せよ-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
粗利益という言葉があります
皆さんはこの言葉をご存じで
しょうか
恐らく知っている方は多いこと
でしょう
しかし実は
この粗利益という言葉は限定的な
意味でしか使えません
つまり
ある業種に限定された言葉な
のです
つまり
仕入れてきたものをそのまま
の状態で販売する業種です
その業種のみに限定された言葉
なのです
具体的に言いますと
小売業・卸売業等の流通業です
製造業・建設業などでは使って
はいけません
製造業・建設業などでは粗利益
という言葉を使ってはいけない
のです
ここのところが理解できてない
コンサルタントの方がとても多
くいらっしゃいます
言葉の定義を疎かにするコンサ
ルタントは信用できません
言葉の違いにより会社が不幸な
状態になるからです
不幸な状態とは
利益の計算が間違うことです
間違った採算計算をして
間違った目標を持てば不幸に
なるのです
そして
粗利益という言葉は管理会計
の用語ではありません
制度会計の概念なのです
制度会計でいうところの
「売上総利益」なのです
限界利益の概念と売上総利益
の概念は真反対です
そして
「限界利益」という言葉を活用
することにより業種による呼称
が統一できるのです
どの
業界の社長様も「限界利益」と
いう言葉で経営が急前進すると
感じます
粗利という言葉はあまりにも
雰囲気言葉になっていると感
じます
しかし
管理会計と言いながら粗利益
と言っているご同業は余りに
多すぎます
他業種の良いところを勉強し
て自分の業種に活用したいの
であれば限界利益を見ること
が必要です
粗利益と言えば分かるだろう?
いえ
絶対に分からないのです
粗利益と限界利益は相まみえない
概念だからです
粗利益の概念は制度会計の概念
で限界利益は管理会計の概念な
のです
限界利益と粗利益の差が分から
ないということは経営が分から
ないと同義語と考えます
これが分からないと
あなたの一生をかけるはずの
事業は不幸なビジネスモデル
になってしまいます
小売・卸などの業種の方は粗利
という言葉で良いかもしれません
しかし
業種が違えば大きく考えが間違う
ことになります
粗利益をという言葉を使う限り
あなたの議論は単に雰囲気議論
をやっているにすぎないのです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます