創業税理士の成功する「創業の心得」-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
昔の商売人が成功するために
持っていた心得があります
それは
「始末」「才覚」「算用」
です
始末は
始めと終わりと書きます
物事の締めくくりをつける
ことです
お金の使い方についてもメリ
ハリをつけることです
ケチという意味ではありません
必要な出費のために普段から
無駄使いせずに工夫すること
です
才覚は
素早く頭を働かせて知恵を
出すことです
算用は
お金の勘定を合わせることです
皆さん
簡単そうに見えませんか?
これが
なかなかできないのです
今日は営業に行っていたから
帳簿付けの時間がないという
ように言い訳が出てきます
特に
お金の勘定を合わすというのは
経営に関係ないと思われるかも
知れません
しかし
これが大いに関係してきます
物事にけじめをつける習慣が
つきます
帳簿をつけて今日の稼ぎがいくら
だったかを見ることが大切です
毎日毎日けじめをつける習慣が
会社を大きく伸ばすコツです
まさに
小さなことからコツコツとやる
ことです
それが
大きな宝を作ります
二宮尊徳翁は
「積小偉大」(せきしょういだい)
と言われています
分かり易く言うと
「チリも積もれば山となる」です
これを
多くの方は馬鹿にしてしまう傾向
があります
毎日
勘定を合わすことを繰り返すこと
により経営の実態が見えてきます
才覚は自らの強みです
誰でも必ず強みを持っています
強みを持っていない人間はいません
ちなみに
生まれつき持っている才を天才と
言います
これは誰もが持っています
この強みを使えば誰でも天才に
なれます
天才は生まれ持った才能です
つまり先天的なものです
次に
後天的に努力してつけた能力が
あります
これは
学校の成績・資格を取得する等
により得るものです
後天的な才能(強み)は秀才と
呼ばれています
秀才は
努力すればなれます
しかし
天才は生まれ持った自然に発揮
できる才能です
天才を活用して知恵を絞ること
が才覚となります
もう一度言います
この生まれ持った才能(天才)
は誰もが持っています
そして
秀才の能力よりも強力です
残念ながら
これは自分では発見しにくい
もののようです
自分が弱みだと思っていたこと
が実は強みだと気づくことも
あります
ですから
日常の小さなことを馬鹿にせず
にコツコツと実務を続けること
で発見されます
いっそ
他人に聞いてみるのも良いでしょう
そもそも
「継続は力なり」と言われて
います
しかし
「才能は力なり」という言葉は
ありません
しかし
「コツコツと継続する力」は
才能かもしれませんね
皆さん
ウサギと亀の競争の話をご存知
ですよね
そして
算用で管理会計とキャッシュフロー
を知ることも大切です
自分で帳簿をつけずに事業を行なう
のは
ボーリング場でレーンの途中に目隠し
をしてボールを投げているのと同じ
状況です
今のは多い音がしたからストライク
今のは3本くらい倒れただろうでは
勝負にならないですよね
そして
決算の段階で120点くらいかなと思って
いたら「はいあなたは65点です」とやら
れたらあなたは頭に来ませんか?
物事の進捗を数字で把握せずに
だいたいこんなものという感じ
で事業はできません
事業は利益を出してお金を残し
人を残すことが大切です
帳簿をつけない経営は速度計の
ない車でスピード違反の切符を
切られる目に遭いそうです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます