考え方としての日本の義務教育の弊害-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みを作り人財を作ります
最近
ユダヤ教のタルムードの小話を
読みました
簡単にお話しします
ある日キツネがブドウ畑の
ブドウを食べようと計画します
しかし
そこには柵があります
その柵はキツネがもう少し
痩せれば通過できそうです
そこで
キツネは1週間空腹を我慢して
痩せます
そして1週間後に
遂に柵をすり抜けてブドウを
食べつくしました
そこでふっと気が付きました
ブドウを食べ過ぎてお腹が
パンパン状態です
ブドウ畑は鉄砲を持った猟師
が定期的に見回ります
もし
あなたがキツネだったら
次のAとBどちらを選びますか?
A:食べたものを全部吐き出して
猟師に打ち殺される前に逃げる
B:木の陰で全部消化するまで猟師
に見つからないように隠れる
さて
あなたはどちらを選びましたか?
Aを選んだあなたは
ノーリスク・ノーリターン型です
人生でリスクを負担しなければ手に
入らないものがたくさんあります
人生でリスクを恐れて何も手に入ら
なくなりそうです
では
Bを選んだあなたは
ハイリスク・ハイリターン型です
全てのブドウを手に入れられるか
猟師に見つかって殺されるかの
運命が待っています
どちらかというと
ギャンブラー的な生き方になります
運任せで最後はのたれ死にしそうです
と
そんな事が言いたいのではありません
日本人ならAとBどちらかに素直に
選んでしまう方多いのではないで
しょうか
ユダヤのお母さんは子どもに
教えるときに
どちらを選んでも不正解にする
そうです
そして
他の視点から別の方法を考え
させるらしいです
例えば①
半分吐き出して逃げる
例えば②
柵をすり抜けられるだけの分量を
食べる
例えば③
無理に痩せなくても鳥と提携して
ブドウを取ってきてもらう
このように
自由に考える力をつけさせる
そうです
なるほど
柔軟な発想ですね
素晴らしいと思います
ただ残念なのは
人が作った作物を盗むことは
良くないとは教えないそうです
(ユーチューブでの解説では)
これと
似ていることでさんざん
苦しんだことがあります
物事には
絶対に正解があるという思考の
クセです
いろいろ
議論して一つの結論に達すると
それが正解と思い込んでしまう
ことです
義務教育の中で正解を書きいれる
頭の習慣がついてしまっています
これが
経営をするときにすごく邪魔に
なるのです
正解かどうか分からない事は
分かるまで動かないことになり
行動に繋がらないのです
正解を探しながら彷徨(さまよう)
ってしまうのです
経営に正解はないのです
ただあるのは
今の能力・質・レベルで最高の
仕事をするだけです
その過程が
能力・質・レベルを上げます
つまり
経営はいつも社会実験の連続です
今の強みは本当の強みではない
かもしれません
今の強みは将来の強みでもない
かもしれません
しかし
今は今の強みを使うしかありません
そして
今の強みが最高の成果を産むように
戦略を立てるしかないのです
将来の強みを作ろうとしても
その強みが持てた時には世の中は
変わっているかもしれません
つまり
強みを作ったつもりが
その強みは通用しなくなります
究極の強みという正解を求める
とそのリスクが大きいのです
ですから
今ある強みを最大限活用して
成果をあげることが大切です
そして
答えは一つだけではないという
ことです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます