コンサルはシーソーゲーム?-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みを作り人財を作ります
今日は午前中に船会社のコンサルに
行ってきました
この会社には
ベース(基本)となる定期売上と
スポット売上があります
コンサルに入った時には
定期売上が月額300万円
スポット売上が50万円程度です
合わせて平均月商が350万円です
この会社が生きていくためには
600万円が必要です
これは
固定費対策を行ったうえでの数字です
目の前真っ暗です
それでも
今打てる手は何かを探るうちに
スポット売上を上げることが優先
されると分背席できました
そしてそこにっ手を打ちが月額150万円位
までに上がってきました
過去に取引のあった顧客を書きだし
そこへ連絡を取ります
社長は
そんなことをしても今仕事がない
から来ないのだから連絡しても
無駄だと言われます
しかし
うちに出さなくても他社に出して
いるケースがあればいくらかは
回してくれるでしょう
仮に何もなくても
今後の発注の予定を聞くことが
できますよね
社長はしぶしぶながら実行して
くれました
その結果
その目論見は的中し
スポットの売上を回してくれる
こととなりました
それと
今までは1か月先の予定が不明だった
のですが3か月先の仕事が読めるよう
改善することができました
ある程度先の予定が見えるように
なりますと予定が埋まらない月に
先方のスケジュールを合わせたり
してロスを無くします
その仕組みができると
次は定期売上の底上げに手を
打っていきます
その結果8月末時点では
定期売上 400万円
スポット売上 150万円
になりました
もう少しです
定期売上を増やすための基本
戦略も決定できました
後は
目標に向かって神経集中です
ほっと一安心です
これが午前中の話です
午後からは十分な時間を取って
いたのですが緊急の相談が入ります
今度は
機械工具販売の会社がピンチです
メーカーの販売代理権を返却する
という話です
もちろん保証金は出ます
その代理店権限譲渡契約書の
調印のないままメーカーが
得意先名簿を取得し販売ルート
変更の通知をしようとしています
これでは
得意先の引き渡しが終了した頃には
保証金の金額を叩かれて言うがまま
になるのが落ちです
すわっ
一大事です
すぐに
今から通知書の発送を差し止めて
下さい
そうしないと
本契約をする前に会社の価値は
著しく棄損させられますよ
ということで
ギリギリセーフです
儲からない社長の典型的な
共通点があります
とにかく
それを実行してこう言われたら
ああ言われたらどう答えれば
いいですか?
こんな事ばっかりを気にします
自分が自分の妄想に怯えています
相手がそう言ったんですか?
いーえ
もし言われたらどう答えれば
いいか分かりません
だったら
答えなきゃいいじゃないですか
敏腕弁護士のように
パッパッパと格好よく答えなきゃ
いけないんですか?
分からないことを分からない
なりにその場で返事をしようと
するからおかしな事になるんですよ
後から
じっくりと考えてからあるいは
私と相談してから答えたら遅い
のですか?
いいえ遅くはありません
相手がこう言ってきたら
その場で答える方法を準備
することは大きな無駄です
何故なら
私たちは神様ではありません
そうでない限り
相手が言ってくる可能性のある
項目を想定して全部答えられる
準備する必要はないのです
ここで
思いだす言葉があります
弱い将軍は敵の強みを数えて
自らの弱みに怯える
強い将軍は敵の弱みを数えて
自らの強みをぶつける
戦略がないと
全ての戦術を想定して準備しないと
恐ろしくて落ち着かないのです
しかし戦略があると
戦術の下手なのは気にならず
戦略の強さで大船に乗っていられます
何故なら
戦略のミスは戦術では取り返せ
ません
しかし
戦術のミスは戦略で十分に取り
返せるからです
いつも
ゆったりとした大物の気持ちで
いられるのは戦略があるからです
戦術しか知らない社長はも物事を
戦術の延長線上でしか考えられません
気が休まることがないのです
常に相手の千差万別の変化球に
怯える人生になりがちです
人生・仕事の成功には戦略は
欠かせないのです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます