甘やかしと報告-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みを作り人財を作ります
今日のコンサル場面です
社長は
社員がミスをしたときに
報告がないと言われます
実は
報告をした時に厳しく叱る
そうです
社員が報告をしてくれたときには
まず事実をしっかりと確認する
ことが大切です
その上で
失敗をした原因・会社の損失
同僚への迷惑などを学習する
必要があります
これらを
上司が根ほり葉ほり聞いていると
本人は責められていると感じる
ことでしょう
しかし
これらは学習する必要があります
多くの会社では
これらに変えて上司が直接に
厳しく叱責することが多いです
そうすると
報告はなされなくなります
今日の話では
シャッターが降ろせない
何故か?
誰かが
シャッターに車をぶつけていて
そのまま黙っていたのです
誰がやったかは不明です
そこで
事情をよく確認してから
是正措置をされてはいかがで
しょうか?と進言します
社長は
「そんな甘やかしは駄目です」
とのこと
私は
甘やかしでも報告が上がって
来ないよりはマシではないですか?
と伝えました
シャッターに車をぶつけることは
悪いことです
しかし
なぜシャッターにぶつけたのかを
確認しない事にはその背後にある
問題を解決することはできません
不具合が生じた場合の対処法
①すぐに厳しく叱らない
これをやると理由を聞かない
ままで一方的に社員は悪者に
なります
そうすると
不具合の報告は一切上がって
来なくなります
情報の断絶こそが会社を衰退
させる原因です
②ケガはなったか
まず社員の身体を気遣う
この事で社員は自分より
会社への協力をする方向へ
進んで行きます
③理由はどうあれ反省書は
書いてもらいます
上司があれこれ確認すると
本人は責められていると
勘違いします
事実確認必要なことですが
そのこと自体でマイナス効果
となる可能性が大きいです
反省書にいつ、何が、どうして
そうなった、損害はいくら、迷惑
は誰にかかったか
5W2Hで記入する欄を作って
各項目に質問事項を入れておくと
本人が事実の実体を学習すること
になるでしょう
厳しく叱らないのは甘やかしでは
ありません
厳しく
現実を捉えて反省をするチャンスを
活かすことが大事です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます