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福山市会計事務所 おおたち会計

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企業の知恵袋idea

社長さん、第1次情報で判断しましょう-企業の知恵袋

福山市の税理士・社会保険労務士

ビジョン実現パートナーの

大立稔(おおたちみのる)です

 

会社の数字は

人がつくるもの

 

普通の社員が

天才の仕事をする仕組みを

つくることが飛躍の一歩です

 

ビジョン実現パートナーが

社長様とご一緒に

仕組みを作り人財を作ります

 

先日

ある社長さんからご相談を

受けました

 

「先生、今度うちの店舗の覆面

調査を依頼しようと思うんです」

 

「それで各店舗に覆面調査をする

ことを宣言しようと思うのですが」

 

「先生、どう思われますか?」

 

あまりにも情報が少ないので

判断しようがありません

 

少なくとも

覆面調査を入れることを宣言する

のは社員さんにとって好ましく

思われないように思います

 

社長さんは

「僕はそうは思いません」

「顧客にすごく冷たい態度を

とっているんですよ」

 

なるほど

「それは社長さんが自分の目で

見た結果なのですね」

 

社長

「だって母と仲の良い友達が

言ってくれていることですから」

 

「すると顧客全員に冷たい態度

と言う訳ではなさそうですね」

 

社長

「でも母の友達が言ってくれている

ことなんですよ」

 

「それは友達がそう感じている

ということでいいですか?」

 

社長

「そそそうですね」

 

「そのお友達はそれくらいの頻度

で店舗に行かれていますか?」

 

社長

「ほぼ毎日だと思います」

 

「お友達はどんなものを買って

いますか」

 

社長

「母のお友達ですから心配して

様子見に行っているだけです」

 

ここで

何が起きているのかが推察

されます

 

ひょっとしてお友達に

私はあなた方の雇い主の名代として

様子を見に来ているのよ的な空気間

を感じます

 

そこで

社長さんにお話ししました

 

「もし社長さんが販売員さんなら

そのシチュエーションをどう考え

ますか?」

 

毎日

見慣れた商品を買わないお客が

店舗にやってきます

 

店舗に入って

根ほり葉ほり検査官のような

質問をされます

 

ほぼ毎日

商品を買わないお客が来たら

社長はどう考えますか?

そして毎日詰問されるのですよ

 

これでやっと

社長は理解されました

 

さて

人から入ってきた情報は

2次情報です

 

あてに出来る割合は

せいぜい3割程度です

 

その情報だけで既に社員さんは

犯人扱いなっています

 

ひょっとして

母の友人がちゃかし客になって

いないか

 

実際に何が起きているのかを

社長の目で確認してから次の

手を打った方が良いのでは

ないですかと伝えました

 

社長は

「もしそれが実際に起きていたら

どうすればいいですか」

 

「今から実際に起きていた場合とか

起きていない場合とか判断がつかない

場合の対策を打つ必要がありますか?」

 

社長

「その場になってどうすればよいか

わからなですから」

 

「事実をよく観察してください」

「おそらくその中に答えがありますから」

「それにすぐに社長が対応する必要がある

のですか?」

 

「対応が分からなければ後から考えるなり

相談してからでいいのではないですか?」

 

まずは

いろいろな角度から事実を捉える

ことに集中してください

 

一目観察したら全て事実が明らかに

なるものではないでしょう

 

まずは

その現象が事実かどうかを用心深く

確認をしてくださいね

 

こんな感じで

案外多くの社長さんも思い込みで

経営をされているかもしれません

 

とても大事なことです

社長の目・耳・鼻・口・肌

で事実に基づいた判断をする

ことです

 

最後までお読みいただきまして

ありがとうございます

 

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