仕入税額控除でインボイスは絶対に必要か？2023.07.24-企業の知恵袋

福山市の税理士・社会保険労務士

ビジョン実現パートナーの

大立稔（おおたちみのる）です

会社の数字は

人がつくるもの

普通の社員が

天才の仕事をする仕組みを

つくることが飛躍の一歩です

ビジョン実現パートナーが

社長様とご一緒に

仕組みを作り人財を作ります

いよいよ

令和5年10月1日よりインボイス

制度が始まります

請求書・領収書等をもらうときに

インボイスの要件を満たさないと

仕入税額控除ができなくなります

仕入税額控除とは

売上で受け取った消費税額等

から仕入等の支払いで払った

消費税額等を控除することです

つまり

税込み売上11,000円は1,000円の

消費税を受け取ったことになります

仕入が税込み6,600円ですと

仕入に係る消費税は600円

支払ったことになります

よって消費税等は

1,000円－600円で400円が

納付税額となります

仕入の支払いでインボイスを

もらわないと600円の仕入

税額控除が受けれずに納付税額は

1,000円となります

大事なことは請求書・領収書等が

インボイスの様式に則っていなければ

相手先に再交付を依頼することが大切

です

では

インボイスは絶対に必要かというと

実際の経済取引で取得が困難な場合

もあります

そこで

次の通りインボイスの交付を

受けることが困難であるなどの

理由からインボイスの保存が

免除されるものがあります

①3万円未満の公共交通機関による

旅客の運送

②適格簡易請求書の記載がある入場券で

回収されるもの

③古物営業者がインボイス登録業者でない

者から古物を購入する場合（商品のみ）

④質屋業者がインボイス登録業者でない

者から質物を取得する場合

⑤宅建業者がインボイス登録業者でない

者から建物を購入する場合（棚卸商品）

⑥インボイス登録業者でない者からの

再生資源・再生部品の購入（棚卸商品）

⑦インボイスの交付義務が免除される

3万円未満の自販機及び自動サービス機

からの商品の購入等

⑧従業員等に支給する通常必要な出張旅費等

これらの事は社長さんや経理担当だけでなく

営業社員をはじめとして会社社員全員に周知

徹底する必要があります

とにもかくにも

仕入税額控除をしてもらえるための

原則は

インボイスの保存＋帳簿要件を

満たすことが大切です

社長さんの会社では全社員への

説明会はもう終わりましたか？

最後までお読みいただきまして

ありがとうございます