社長さん、簡単な事でも体験して初めて分かることがあります-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みを作り人財を作ります
ある社長さんからお聞きした
お話です
会社のメンバーで福山市の
土曜の夜店を出すことに
なったそうです
ダージリンパイを作って
屋台を始めたそうです
売上は18:00から始まって
1日で5万円の売上だそうです
回を重ねて研究をしていった
そうです
ダージリンパイが大きいので
食べきれない不安で買わない
お客がいるんじゃないかと
大きさを半分にしたそうです
また
試食をしてもらったら売上が
増えるのではないかと実験を
されたそうです
試食を準備したり
大きさを半分にするとかなり
準備の手間がかかるそうです
大変な準備のための労力と
試食をお願いして回る労力で
終わった時にはへとへとに
なったそうです
しかし
それがやり切った満足感で
ものすごくいい仕事をしたと
感じたということです
1コ500円を半分にして250円で
売りますので購入しやすいとのこと
ところが
意外な結論となりました
半分にして購入しやすくすると
1コのものが売れなくなり半分の
ものが良く売れたそうです
そのおかげで
いつもの購入人数が倍になった
とのことです
多くのお客様に購入していただき
さわやかな疲労感で自信と満足が
ありました
しかし収益的な結論は
何をどうやっても売上5万円は
変わらなかったそうです
で
社長曰く
「社員と一緒にいい勉強に
なりましたわ」
一つでも売上の数量を増やそうと
工夫して数量は伸びたけど疲労は
2倍で売上・粗利は一緒だったと
いうことを社員が体感できた
計算してみると
売上は数量×価格で決まります
売上を伸ばすために価格を半分に
して売上数量が倍になっても
売上・粗利は変わらないのです
学んだこと
一つの教訓は
数量を増やして売上を伸ばす
ことは組織が疲弊するということ
2つ目の教訓は
始めに収益計算をやっておくべき
だということです
3つ目は
人間は忙しくなるとそれ自体が
価値ある事と感じてしまう
4つ目は
事業は心のゆとりをもって
やることが大事
5つ目は
やっぱり1コベースで売った方が
将来の伸びに繋がる
そんなことを
仰っていました
うーん
本当に貴重な勉強をされたな
と思います
さて
次はどのような手を打たれる
のでしょうか
実験の結果が楽しみです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます