仕組み構築は誰が悪かったかでなく、何が悪かったかを探そう-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
最近
毎朝会議をやっていて思うのですが
やり続けて良かったなと思います
事務所の不具合がどんどん
発見されてくるのです
発見すればするほど事務所は
良くなっていきます
事務所の品質レベルの向上は
大事なことです
しかし
どこに不具合があるかを認識
しないと修正しようがありません
ここで
大変に重要なことがあります
それは
その不具合は誰が原因かを
探してはいけません
99%の確率で
感情問題となり議論が進展
しません
仮に感情問題にならなくとも
当人への説教・叱責・罰を
与えることで時間が潰れます
責められた個人・それを見た個人は
問題を隠すようになります
そうすると
会社にとって本当に必要な
課題が見えなくなります
そもそも
個人の責任にしてしまうと
その個人が変わらない限り
問題は解決しません
そのあげくに聞かれる言葉は
あの人はいつも同じ失敗を繰返す
という話になります
そして事務所の問題は
解決しなくなるのです
これでは
学習能力のない組織になります
自分の責任をまぬがれようとする
無責任集団の出来上がりです
ゆえに
何が悪かったのかを本人に
説明してもらい
どうすればうまくいったかを
はっきりさせてルールにする
ことが大切です
これにより
社長様はすごくラクになる
ことでしょう
基本は
問題が見えるようになる仕組みを
作ることです
個人の意識を変えることは
かなり難しい問題です
正しい行動の習慣がつくように
するにはどうすれば良いかを
考えることが大切です
2009年にフォルクスワーゲン社が
行ったあるプロジェクトあります
健康のためにエスカレーターを
使わずに階段を使うということです
誰もがその趣旨には賛同します
しかし
階段を使おうという意識には
ならないものです
そこで
階段を使いたくなる仕組みを
作りました
階段をピアノの鍵盤のように
デザインし段を踏むと音が
鳴るようにしたのです
このことにより
66%も階段を利用するが増えた
ということです
普通に考えると
健康の大事さを心の底から
感じるように意識を変化させれば
うまくいくだろうと思います
しかし
階段を使う習慣のある人が
階段を使うだけです
まず相手の意識を変えるのではなく
行動を変えることで習慣が変わり
習慣が変わることで意識が変わります
だから
行動を阻害する要因を探り
どうすれば解決できるかを
仕組み化することです
誰かの意識を変えるのではなく
何を仕組み化すれば行動が変わるか
が大事です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます