小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
会社の仕組みを作ったら
マネジメントの仕組みを
作る必要があります
法律・ルール(仕組み)を作っても
それを守る人を育てなければルールは
守られません
単に仕組みを作っても
それを運用するためのマネジメント
がなければうまくいかないのです
教育・訓練が大事になります
制度さえ作れば後はうまくいく
というのはあり得ません
例えば
組織体制で新人を育てる
仕組みを作ったとします
新人君は先輩に解らない事を
聞きやすい風土になります
先輩は後輩が頼ってくるので
あれもこれも仕事のお膳立て
をしてあげます
先輩の時間と新人君の時間が
ダブルでロスすることになります
新人を早期に育成するといっても
1から10までお膳立てすることは
相手の成長意欲を失わせます
猫可愛がりでは相手を本当に
幸せにすることはできません
むしろ
相手の成長機会を奪いとる
ことになります
小善は大悪になりかねません
後輩は
何かと解らなければ先輩を
生き字引として使います
「あれっ、先輩〇〇ってどうでしたかね」
一番後に出社して一番先に帰ります
教えてもらっている先輩は
教えることで時間が圧迫されます
それでも
新人君は一番後に出社して
一番先に退社します
仕事をやっても最後は検証係が
チェックしてくれるからと甘い
間違いだらけの仕事をします
会社には心理的安全性が確保
される必要はあります
しかし
人を成長させるためには叱る
ことが必要です
叱らなければ
本人は自分のやっていることを
自己評価することができません
本人が気づかない限り行動を
変容させることはありません
叱ることは非情のように
見えるかもしれません
しかし
気づいた本人はそのときに
行動を変容させることが
できます
悪い習慣から良い習慣に変わると
そのときから運が良くなります
70歳まで働くとして
20歳で良い習慣を身につけば
50年間分の幸運を引き寄せられます
30歳でも
40年間分の幸運が引き寄せ
られます
気づきが一つでなく
3つであると3倍の幸運が
引き寄せられます
かたや
何も考えなくても足らずを
全てお膳立てされると本人は
いつまでたっても一人前には
なりません
本人にとっても会社にとっても
大きな損害となります
ゆえに
マネジメントの仕組みが
必要なのです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます