仕事範囲の決め方で人が潰れたり腐ったりします-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
今日のコンサルティングでの
お話です
ある建設会社の社長さん
からの相談です
建設会社には実際に現場で工事を
施工する部隊があります
社長さんは彼らのことを職人さんと
呼んでいます
実は
職人さんたちは施主とのやり取りや
クレーム対応は全て社長がやれと
言います
自分たちは現場施工するために
働いているのだという主張です
施主の工事変更依頼やクレームは
全て社長が対応しています
何と
10人の職人さんと施主との
やり取りを社長がやっている
のです
当然に
社長さんはムチャクチャ忙しい
のです
コンサルティングの間にも
電話が掛かってきます
社長は経営に専念したい
でも施主とのやり取りに時間を
奪われてしまうのです
今後
発展のための時間を使いたくても
も社長の体は一つしかありません
もしも
職人さんが施主とのやり取りを
引き受けてくれれば簡単な話です
ところが
そうは行きません
職人さんは10人もいます
そこを今つつくよりも
社長の仕事をとってくれる
社員を採用した方が効率的
でしょう
その場合には
完璧に任せなくても任せられる
部分から随時委譲することが
よいでしょう
主眼は社長が経営する時間を
確保するところにあります
考える時間さえ確保できれば
解決は半分以上できたも同然
なのです
ほとんどの問題は
考える時間がなくおざなりな
解決法しかとれないことです
職人さんという呼び方も
良くなかったかもしれません
現場施工部隊を採用する場合に
仕事の範囲を広げて施主との
やり取りも含めておくことが
大事になります
仕事の範囲を大きくしておく
ことが大事です
逆に
仕事の範囲を大きくし過ぎると
人が潰れてしまいます
しかし
仕事の範囲が小さすぎると
やたらと人件費がアップ
します
そして長年経っても
仕事の能力が半人前のままに
なってしまいます
これでは
人の能力を生かすことが
できなくなります
人生100年時代
モクモクと施工さえすれば
給料をたくさんもらえる
時代は過ぎ去りそうです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます