規律を守ることと成果を出すこと-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
中小零細企業といえども
組織経営を行っています
組織とは
2人以上の人々の協働を
いいます
社員の人数が増えていくと
多様な人が入社してきます
例えば
遅刻をする人・仕事の遅い人
生意気な人・嘘をつく人等です
そんなことが
社長の目の前で繰り広げられ
ていきます
社長は
社員を何とか自分のイメージに
合う人にしようと努力します
自分のイメージと合わない社員に
対して強いフラストレーションが
わくのです
規律を守ることが優先するのか
成果を出すことが優先されるのか
この考え方が判断基準になります
規律に違反することで会社が
消滅するのあれば規律が優先
されるでしょう
しかし
規律を破るけれども成果を
出す社員もいます
規律を守ることが絶対か
成果を出すことが絶対か
判断に苦しむところです
中国の三国志の中に参考が
あります
泣いて馬食を切る
(ないてばしょくをきる)
という言葉があります
蜀の国の諸葛亮孔明が
(しょく)(しょかつりょうこうめい)
信頼し重用していた馬謖(ばしょく)は
軍の指揮に従わずに敵国に大敗しました
孔明は
軍規を正すために信頼していた
馬謖を斬りました
この話は
ご存知の方もいらっしゃると
思います
では
規律を乱すものは排除するか?
ドラッカーの本には
逆の事が書いてあります
アメリカの南北戦争時代の
南軍の話です
本のなかでの話です
南軍のリー将軍は人の強さを
生かす本当の意味を教えて
くれる存在とあります
実は
リー将軍の部下の一人が
命令を無視して作戦を
台無しにしました
そこで
副官が「解任しますか?」と
リー将軍に聞きました
リー将軍は驚いた顔で言います
「ばかなことを言うな彼は仕事が
できる」と言ったそうです
鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは
「おのれよりも優れた者に働いて
もらう方法を知る男、ここに眠る」
と墓碑銘に刻ませました
これは彼が
部下の強みを見出し仕事に適用
させたからです
本当に
人の強みを生かすというのは
その強みだけを仕事に適用する
ことがミソになりそうです
大きい強みを持った人は
大きな弱みも持っています
大きな仕事をする人は
大きな自信を持っています
そして大きな傲慢も持ちます
山が高ければ谷も深いものです
社長が会社に成果をもたらす
ためにどう考えるかが大切です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます