全社員の強みを徹底して探そう-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
ある梱包資材メーカーがあります
そこに勤めているYさんと
いう方がいらっしゃいます
3か月前にそのYさんが
退職するということで
社長から相談がありました
早速
その日のうちに会社に訪問し
Yさんとの面談日を決めました
退職する期限の1週間前です
初めてお会いして
ことの次第をお聞きしました
話をお聞きしている間に
Yさんがいなくなると
会社は大変な事になると確信
しました
Yさんは営業力があり
同僚からも信頼されて
います
今までに
会社の成果に大きな貢献を
してきた方です
Yさんには少し弱みがあります
会社の人をからかってしまう
というクセがあります
それともう一つ
自分の業績を社長にも同僚にも
ひけらかすところもあります
社長としては
当然に面白くはないわけです
Yさんは
営業が得意で取引先の情報を
しっかりと握られています
そんなところからなのか
社長はYさんを冷遇していた
ようです
ところが
いざ辞めるとなると今後会社が
どうなるか不安になられました
おそらく
社長はYさんを鼻持ちならない人と
思われていたのかもしれません
Yさんの弱みばかりに意識を
引きずられていたのでしょう
しかし
Yさんは顧客から好かれ
同僚からも好かれる人
なのです
Yさんは
「もう既に〇〇君に引継ぎも終わり
後はもうやめるだけです」とのこと
その後
面談を3回行い話し合った結果
会社に残っていただけることに
なりました
危うく
得難き人材を失うところでした
似た話があります
アメリカ大統領の
リンカーンは強みを中心とした
人事で南北戦争を勝ちました
軍隊は規律正しいことが
大事な条件です
リンカーンが
軍の最高司令官の人選をする
ときの話です
最高司令官候補の
グラント将軍には酒好きという
弱みがありました
リンカーンは
グラント将軍の酒好きという
弱みを無視しました
結果
南北戦争に勝つことができました
リンカーンは
グラント将軍の酒好きという
弱みを無視して
戦い上手という強みにもとづいて
人選を行いました
現実の会社の中でも
あいつは営業が強いが鼻持ち
ならない奴だからと冷遇する
ことはあるでしょう
しかし
得難き人材を失います
それだけの成果を出す
人材は世の中には滅多に
いないのです
結果Yさんは
人生最後までこの会社に
尽くすと宣言されました
その後
会社の売上は飛躍的に
伸びました
3か月後には
月商が1.5倍にまで
ハネ上がりました
まだまだその上昇は
続いています
一番怖かったのはYさんが
ライバル会社に行ってたら
と考えるとゾッとします
社員面談では
こんな効果もあります
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます