浪費時間は組織構造の欠陥からも発生します-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
時間は人の寿命と同じです。
お金のロスは取り返せますが
時間のロスは取り返せません
ある会社の組織構造から
くる時間の浪費があります
不具合の原因は
別々の組織単位に同じ受注権限を
持たせたために生じたものです
違う部門に同じ仕事の役割を
持たせたために一つの情報が
部門間で共有できないのです
例えば
車両整備部門とサービス窓口が
個々に独立していて受注情報が
共有されない状況です
車両整備部門は独自に受注を
受けます
窓口部門でもこれまた独自に
受注を受けます
そうすると
お互いの受注が期限を競って
会社の内部では仲たがいが
起きてしまいます
完全に組織構造の欠陥です
この場合に
受注情報の一元化を図ろうと
するとやたらと会議・打合せが
必要になってきます
仕事どころではありません
この混乱は
受注情報を一元化することで
簡単に解決しました
もう一つは
組織単位の役割が小さいことが
あります
小さな会社で
仕事の単位を顧客ごとに部門別に
しているケースです
部門別に限界利益と人件費
コストを比較すると
人件費コストの方が高いという
ケースがありました
あまりにも
仕事を小さく区切ったために
採算が合わないのです
仕事が小さく区切られて
生産性が50%程度です
そのうえで
組織のギスギスが重なって
実質生産性が30%になって
います
これでは
会社はやっていけません
しかしながら
社員さんは自分の担当する
仕事は100%こなしている
という自負があります
自分の仕事が終了したり
手が空いた時に他部門の
応援をお願いしたいのですが
そうもいきません
自分の仕事は終えたのだから
他部門も自分の仕事を自己責任で
終えればいいという空気です
これは
個人の性格の問題ではありません
組織の構造の間違いなのです
しかし会社内では
「あいつは非協力的な自己中心的な
人間だ」とささやかれるのです
組織構造の間違いは怖いものです
社内の空気は悪くなり一人当りの
生産性は悪くなり踏んだりけったり
となります
これらを誰かが調整役として入ると
これまたコストと時間が垂れ流しと
なるのです
組織は各部門の機能を考えて
設計することが大切です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます