人は信じても人の行動は信じるな:トップは自分磨きをしよう-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが初めの一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
物事の考え方には
中国の思想家である
孔子様の儒教があります
儒教は徳をもって
世の中を治めるという
考え方です
この徳には五つあります
仁:人を愛し守ること
義:筋を通し裏切らないこと
礼:礼節を守り正しい言葉を
使うこと
智:知性を磨くこと
信:人を引き付ける魅力をもつこと
自分の徳を積むための修養を
することを教えています
トップが自己成長をすることは
重要なことです
ところが
同じく中国の書に
「韓非子」(かんぴし)が
あります
これは韓非という方が残した
教えです
儒教とは丸々反対の
考え方です
人に騙されないようにする
ための書物です
韓非子備内編では
(かんぴしびないへん)
人主の患いは人を信ずるに在り
(じんじゅのうれい)
人を信ずれば則ち人に制せらる
(すなわち)
トップがやってはいけないこと
それは相手を頭から信用して
かかること
そうすると
相手から利用されて
しまうということです
韓非子の話も
どこにでもあるあるの
話です
韓非子説林編には
(かんぴしぜいりんへん)
「遠水は近火を救わず」
とあります
遠くの水は近くの火事を
消すのには役に立たない
ということです
大手の会社のマネジメントは
韓非子的になります
しかし中小零細企業は儒教を
中心にマネジメントすること
が大事です
中小零細企業で物事に疑いの
目で見ていくと
信頼関係が崩れます
たまに聞くのは
大手に勤めていた人を
コンサルにした結果
30人未満の企業で
稟議制度を入れて
機動力が落ちた
人事を大幅に変更して
社内が大混乱した
会社を分割して
経営効率が落ちた
経営者が傲慢になった
業績が半分になった
会社のことを
把握している人が
いなくなった
中小零細企業が
絶対にやっては
いけない事です
大手のコンサルを頼って
足元で大火事が起きても
消せなくなります
経営は
大手のやり方と
中小零細企業のやり方は
真反対になります
大手がやっていることを
妄信してしまうと会社は
ボロボロになります
弱者の戦略と強者の戦略を
知らないコンサルタントは
会社をつぶします
トップは遠水を頼るのではなく
自らが学習し
効果のあるやり方と
毒になるやり方を
を見極めることです
そうして
社長の役割を担います
一縷の望みを託して
大手企業のやり方を
信望するのは危険です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます