会社を2つに分けると、各会社の力は25%にダウンします-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが初めの一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
世の中には
法則というものがあります
1の力を2つに分けると
単純に考えると
0.5の力になります
しかしここは
単純に考えてはいけない
ところです
あさはかは禁物です
法則の中に
集中効果の法則というもの
があります
戦争を例にとります
軍隊の本当の戦闘能力を
計算する方程式があります
この法則の特徴は
2乗を使う数理モデルです
軍隊の本当の力は10人の
戦闘員がいれば10の2乗で
100の戦闘力があります
戦闘員が7人いれば
7の2乗で49の戦闘力が
あります
軽率に
10:7の戦闘員の差で
あるから力はほぼ均衡している
と考えてはいけません
本当の戦闘能力を計算すると
100:49の圧倒的な差がついて
います
この状態では戦闘を開始しても
この段階で既に勝負あったりの
状態です
この法則を知らない経営者は
何が起きているか解らない
まま負けてしまいます
孫子の兵法に
「戦わずして勝つ」という
言葉があります
この集中効果の法則を
活用するとライバルとの
戦力差が明らかになります
賢い武将は
勝てないとわかると
戦はしません
愚鈍な武将は
気合で勝とうとします
脳天気な武将は
勝てると思って
戦に臨みます
孫子は百戦百勝は
「善の善なる者に非ず」と
言っています
戦いで勝っても自軍の
兵士を傷つけて戦力を
減じることになります
だから賢い武将は
戦わずして勝つことを
選ぶのです
この集中効果の法則は
ビジネスに応用すると
より便利に使えます
これを
会社に当てはめて
考えてみます
ある会社がホールディング会社を
つくります
ホールディング会社は
本体の会社と似たような事業を
行うとします
この状態は
会社を2つに分断した状態に
なります
集中効果の法則で
計算しますと
1の力が2つに分散します
すると
脳天気な武将は
各会社の力を0.5と見ます
会社の本当の力を
計算すると
0.5の2乗で0.25の
実力になります
各会社の実力を0.25に
すると再度合計しても
0.5にしかなりません
1の力が0.5の力に
落ちました
はっきり言うと
何て事をやってくれるんだ
となります
戦略を研究せずに経営をやると
こんなこともあります
たまたま
社長に話をお聞きする機会が
ありました
社長さん経営スピードが
ガクンと落ちた感覚が
ありませんか?
いや本当にスピードが
止まったようになりました
自分の動きが早過ぎたのかと
思いました
後ろを見れば誰もついて
きていないんです
組織戦略での間違いは
組織戦術で取り戻すことは
できません
いくら社員に資格を取らせて
個人を強化しても
会社を2つに分割したロスは
取り戻せないのかもしれません
これだけ
経営効率が落ちると
経営が危なくなります
経営者は経営戦略の学習が
欠かせないのです
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます