覆水盆に返らず、長い人生言葉や姿勢に気をつけよう2022.12.19-企業の知恵袋

福山市の税理士・社会保険労務士

ビジョン実現パートナーの

大立稔（おおたちみのる）です

会社の数字は

人がつくるもの

普通の社員が

天才の仕事をする仕組みを

つくることが初めの一歩です

ビジョン実現パートナーが

社長様とご一緒に

仕組みをつくります

昔の人々

先人たちは我々に宝を

残してくれています

その中で

「覆水盆に返らず」があります

（ふくすいぼんにかえらず）

覆水とはこぼれた水の

ことです

盆は中国の言葉で

鉢・ボウル状の容器の事です

つまりこぼれた水は

もとの鉢には戻らない

ということです

このことわざの出典は

中国の「拾遺記」の中に

ある話です

中国古代の周という国に

呂尚（りょうしょう）と馬氏（ばし）の

夫婦が存在していました

呂尚は大読書家でした

働きもせずに読書に勤しむ（いそしむ）

人です

馬氏は愛想をつかして

離婚して実家に帰ります

しかし呂尚は王に見いだされて

出世し「太公望」と呼ばれる

ようになりました

そのとたんに

手のひらを返して

馬氏は呂尚に復縁を

迫ります

その時に呂尚は馬氏に

伝えます

盆の水を返して

この水をもとに戻したら

復縁に応ずると

馬氏は手で水をすくおうと

しますが手に残るのは

泥ばかりだったという話です

もし馬氏が

初めてのミスだから

許してと言った場合

あなたはどう思いますか？

少なくとも

太公望は許すことは

ありませんでした

もし馬氏が

1回のミスを許さない

心の狭い人だと言っても

太公望は

怒りは許しても

しょせん

将来も似たようなことを

繰り返す人だと見るでしょう

さて

人は欲求を充足して生きています

お金も欲求、名誉も欲求、

お金の人ならお金で

解決するでしょう

名誉の人なら

名誉を傷つければ

関係性は終わるでしょう

人間関係を大切にするには

相手の大切にしているものを

踏みにじることはご法度ですね

でも人間ついつい

頭にくるとやってしまいますね

頭にきた相手を

懲らしめようとします

初めてのミスが

縁の切れ目にならないように

相手の大切にしていることを

理解する必要があります

くれぐれも

お前は俺の奴隷だなどとは

言わないことですね

普段考えていないことは

口からは出ませんので

覆水盆に返らず

なんとも切ない言葉ですね

最後までお読みいただきまして

ありがとうございます