物価高倒産過去最多・会社がとるべき対策は?-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが初めの一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
仕組みをつくります
帝国ニュースを読みました
大見出しで
物価高倒産過去最多の
文字が目に入ります
これに応じて
岸田首相は10月に
総合経済対策を
打ち出しました
①物価高騰・賃上げへの取組
②円安を活かした地域の
「稼ぐ力」の回復・強化
③「新しい資本主義」の加速
④国民の安全・安心の確保
事業規模は72兆円で
財政支出は39兆円
GDPを4.6%押し上げ
これらの経済政策が効果を
出すことを期待します
経済の現場では
原油や燃料・原材料などの
「物価高」の影響を受けた
倒産は増加の一途をたどっています
経営体力が限界に達した
中小・零細企業を中心に
物価高倒産が増えそうです
物価高倒産の2022年度上半期を
業種別に見ると
運輸業がトップです
次いで
総合工事業
3位は
飲食料品製造業と
なっています
中小・零細企業の多くは
コロナ禍で経営体力を
消耗しています
コロナ関連融資の返済局面で
物価高により収益悪化が
会社に圧迫を加えます
こんな時にどうすれば
良いのでしょうか?
教訓とすべきは
良い時に企業体力をつけ
悪い時にチャンスを獲得
することです
ちなみに
企業体力とは何でしょうか?
企業体力という指標は
タナベ経営さんにあります
算式にしますと
総資産経常利益率
×自己資本比率=
企業体力です
総資産経常利益率とは
企業の総資産を使って
どれだけの経常利益を作った
かという指標です
経常利益は
企業が毎期安定的に
つくりだす収益額です
経常利益がどれだけの
資産を使って作られて
いるかということです
これは10%を切ると失格です
総資産経常利益率は
収益性の指標となります
自己資本比率は
自己資本が総資産に占める
割合を言います
自己資本比率は
企業の安定性を
意味します
この指標は30%を切ると
失格です
そして
この10%と30%を掛けると
300という数字になります
これが企業体力の指標です
企業体力指標が300を切ると
企業体力に問題ありです
300ポイントを切る場合
収益性に問題があるのか
安定性に問題があるのかを
判断する必要があります
収益性10%未満で
自己資本比率が30%未満は
衰退低迷型企業になります
収益性が10%以上で
自己資本比率が30%未満は
成長重視型企業です
(ベンチャー型)
収益性が10%未満で
自己資本比率が30%以上は
安定重視型企業です
(成熟型企業)
収益性が10%以上で
自己資本比率が30%以上は
優良型企業です
(高収益成長経営)
企業経営は想定外の
事件ばかりです
日頃からコツコツと
会社の防波堤を築きましょう