トヨタ・センチュリー購入・県知事に違法性?-企業の知恵袋
福山市の税理士・社労士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
山口県が公用車として
トヨタ・センチュリーを
購入したことで問題勃発?
問題になった
トヨタ・センチュリーの
購入費は2,090万円です
2020年4月に貴賓者として購入以来
利用はたった6日間とのことです
センチュリーの耐用年数が
6年として
1年当りが3,483,333円です
大まかに計算してみると
2年経過したとして
6,966,666円のコスト
これを使用日数6日間で割ると
1日当たりのセンチュリー使用
コストは1,161,111円になります
このまま
使用回数がなければ
2,090万円÷6日間
=3,483,333円
何と
1日約350万円のコストです
これでは
住民訴訟がおきても
不思議はなさそうです
しかし
センチュリーの使用回数を
増やせば1日当たりのコストは
減少していきます
訴えの内容は「違法な
公金支出で県財政に損害を
与えた」というものです
これを受けて山口地裁は
「財務会計上の違法行為」と
認定しました
判決は県知事個人に対して
2090万円などの損害賠償を
命じたようです
結構厳しい判決だなと
感じるのは私だけで
しょうか
全額損害賠償は
あり得ないような
気がします
地裁レベルだからかは
定かではありません
私が思うには
この貴賓車が
クラウンだったOK?
日産フーガだったらOK?
レクサスだったらどう?
高級車は種々あります
ホンダのレジェンドでは?
金額の問題?
使用回数の問題?
この判決の法理が確定すると
企業会計にも影響が及ぶか?
確か
ランボルギーニカウンタックが
経費に認められたケースもあると
聞きます
要は事業に必要かどうかが
判断の基準になります
事業で使用するということが
大事です
問題は住民訴訟があったと
いうことです
ならば
企業で利益が上がって
社長がカウンタックを
乗り回すと何が起こるか?
きっと
社員さんは自分たちが
汗水流してたたき出した
利益が
カウンタックに
化けたと考えるかも・・・
もし
皆さんがその会社に
在籍していたら
どう思うでしょうか?
きっと
自分たちがいくら頑張って
稼いでもカウンタックに
化けるのか?
と考えるかもしれません
こんなシーンが重なると
社員のモチベーションは
下がるかもしれません
最後に社員が
笛吹けど踊らずの
状態にならないよういに
することが大事です
住民は訴訟し
社員はやる気をなくす
上に立つ者は行政・企業に
かかわらず襟を正す必要が
ありそうです