経営は、はるか遠山を望み手には繊細なガラス細工を握るがごとし2022.12.02-企業の知恵袋

福山市の経営コンサルタント

税理士・社会保険労務士

ビジョン実現パートナーの

大立稔（おおたちみのる）です

人間の脳は一つの事しか

考えられない

頻繁に使う考え方は

習慣になってしまう

この２つの考え方から

経営も２つに分かれ

そうです

それは

コストを削る考え方と

収益を増やす考え方です

その昔

ある経済団体でコストを

下げるには？

とのお題で議論がありました

例えば

コピー用紙の裏側を再利用

するという意見もありました

この案について考えると

勘のいい方は直ぐに気づくと

思います

コピー用紙の

表と裏を見極めることに

手間がかかること

すでに

印刷済みの情報が外部に

漏れるリスクが広がる

コピーをした後にドサッと

落としてしまうと裏表を

整理することの手間

社員のストレスが増します

社員のストレスが増して

やる気が落ちると考えると

やるべきでない対策に

なりそうです

社員のモチベーションが

下がった組織では30％の

稼働率しかないようです

確かにコピー用紙1枚の

お金は節約できますが

それ以上に収益を上げる

力を失います

社員がロボットなら

裏表コピーのストレスは

湧かないでしょうが・・・

あるコンサルの先輩から

聞いた話です

経営とは

はるか遠山を望み

手には繊細なガラス細工を

握るがごとし

口伝ですので

間違っているところが

あればご容赦ください

私の解釈では

遠くに大きな志を抱き

そこへ一緒に旅をする

仲間を優しく抱くこと

しかし

ここに不思議な言葉

ガラス細工があります

大きな志を持ちすぎると

焦ることがあります

しかし

焦ると手元のガラス細工を

きつく握ってしまいます

組織は繊細なガラス細工と

同じです

過大な力で握ると繊細な

ガラス細工は壊れます

さて

割れたガラスは誰の手に

突き刺ささるでしょうか

焦って痛い思いをするのは

経営者自身になります

スピードで稼ごうとすると

焦りが出てきます

ゆったりと

効果的な方法があります

効果的な仕組みを作り

ましょう

そして

労働時間をより高い価値の

場所へ投入しましょう

それが

手を怪我せずにより早く

目標到達する方法です