正直にコツコツ真面目に生きたいものです-企業の知恵袋
福山市の経営コンサルタント
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
かつて
バブルの頃に節税が
大流行しました
当時の経済評論家は
日本の世界一人勝ちは
未来永劫続く
企業は本業よりも
財テクで利益を伸ばせと
言っていました
人件費は
あれよあれよという間に
高くなっていきます
そして
いかに税金を払わずに
節税の話で盛り上がります
何をやっても
儲かる感じです
まさに
税理士が花形産業の
繁盛ぶりです
今朝に買った不動産が
夕方に値上がりし
1日で500万円儲かる
時代です
努力なしで儲かると
言っても過言では
ありません
まさに
私が独立した32年前の
話です
32年前には既にバブルは
はじけたと言われますが
まだ続いている感じでした
その後
バブルがはじけて
不況時代へと突入します
私は
バブルは団塊の世代が
つくり上げたものと考えます
団塊の世代は
現在74歳~77歳に
なります
バブル時代は
1986年~1991年に
なります
その時代に団塊の世代は
36歳~40歳です
まさに
社会人として仕事ができ
給料も絶好調のときです
彼らの
消費欲求があったことも
原因の一つと考えます
バブルがはじけた後も
日本経済は今よりも
良かったと感じます
団塊の世代の出生数は
806万人です
今は現役をリタイアし
生産年齢人口は減少して
ガタ落ちです
夏草や
兵(つわもの)どもが
夢のあと(松尾芭蕉の句)
人口が減ることは
経済に大きなインパクトを
与えます
しかしながら
一度高くした給料は
下がらず
日本は世界一高い
人件費と言われ続けました
この頃になると
いかにして人件費を
下げるかという話で
もちきりです
当時は
首切りコンサルタント
なるものも出現しました
その中でも
コツコツと本業で開発を
続けられる企業もあります
もちろん首切りなどは一切
ありません
そんな企業が大きく
伸びていくのを見て
とても嬉しいです
コツコツと正直に事業を
続けられて成功した
姿は神々しく感じます
企業は
環境適応業と言われます
しかし
環境ばかり見て時流に
乗ることばかり考える
のもどうでしょうか
それよりも
本当に自分の好きなこと
お客様の喜ぶことに集中
している会社が伸びそうです
バブル崩壊後は
税金を削る
人件費を削る
それが経営のように
思われてきた感じが
します
企業の生き道は
付加価値を伸ばすことに
全身全霊を打ち込むことが
大事ではないでしょうか