会社の防波堤の高さはどれくらい必要でしょうか?-企業の知恵袋
福山市の経営コンサルタント
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが早道です
ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
その仕組みをつくります
会社は倒産しにくい仕組み
を作る必要があります
そのためには
会社の防波堤である
自己資本比率を上げる
必要があります
会社の防波堤の指標は
自己資本比率になります
自己資本比率は
自己資本÷総資産×100で
計算できます
つまり
総資産のうち自己資本で
賄われているのは何%か
を表します
決算書を見てください
貸借対照表の純資産の部
が自己資本です
そして
資産の部合計が総資産です
では
自己資本比率はどれくらい
高くする必要があるのでしょうか?
TKCの経営指標BASTを
見ながら考えていきます
全産業で見ていきます
ただし
中小企業が対象となります
まず
全企業平均で35.0%です
優良企業平均であれば
58.0%になります
素晴らしい数字です
黒字企業平均でみますと
45.0%になります
そして
欠損企業平均になると
5.1%まで低くなります
優良企業平均は総資産の
約6割が自己資本として
貯めています
なるほど優良企業となると
ちゃんと自己資本比率を
上げて防波堤を作っています
また優良企業は
一人当たり自己資本は
約900万円になります
素晴らしい数字です
ちなみに欠損企業の
一人当たり自己資本額は
60万円程度になります
一人当たりの資金力は
圧倒的に引き離されて
いることになります
定説として
自己資本比率が40%以上で
倒産しにくい会社になると
言われています
しかし
40%以上というよりも
優良企業を目指すという
目標が良いかもしれません
自己資本比率を上げるには
方法が3つあります
①資本金等を増資する
②利益剰余金を多く積み立てる
③不要の資産を売却して
借入金を返済することです
自己資本比率を上げる
ことが会社の永続発展を
実現することになります
人生100年時代と
言われています
長いビジネス人生に
なりますが
会社の永続発展なくして
良い人生とは言い難い
のではないでしょうか
自己資本比率は
40%の中間目標と
60%の優良企業目標を
持ってはいかがでしょうか