情報には第一情報・第二次情報・第三次情報があります2022.12.02-企業の知恵袋

福山市の経営コンサルタント

税理士・社会保険労務士

ビジョン実現パートナーの

大立稔（おおたちみのる）です

会社の数字は

人がつくるもの

普通の社員が

天才の仕事をする仕組みを

つくることが早道です

ビジョン実現パートナーが

社長様と一緒に

その仕組みをつくります

コンサルをする時に

大事なのは

情報の確からしさです

なさそうでありそうな

仮想の事例を見てみましょう

もし

経営者の方がうちの商品は

値段が高いので売れないと

言われたとします

なぜ

そう思われますか？

うちの販売員が

みんなそう言ってます

みんなというのは

全員のことですか？

いえ

3人ほどです

何人中3人ですか？

30人です

なるほど

ではうちの商品は高いから

売れないというのは事実に

なりますか

いやー

そう言われると

そうとは言えませんね

では

価格を安くすることが

必要ですか？

うーん

若い世代を獲得するためには

値段をリーズナブリする

必要があると思います

なるほど

では社長さんは自社の顧客を

変更して別の年齢層にすると

いうことですか？

それも必要だと考えます

わかりました

それでは御社は新しい顧客層を

開拓に着手されるのですね

ところで顧客開拓の

ノウハウありますか？

いいえありません

でもこれからやっていく

必要があります

どれくらいの期間で

できそうですか？

いやー

やったことがないので

相当な時間がかかります

それは

今の赤字を埋めるために

必要な打ち手になりますか？

必要なことだとは思いますが

直ぐに赤字を埋めるものでは

ないですね

では

現在の赤字を埋めるために

どうしたらいいと

思いますか？

それが

わからないから苦労して

いるんですよ

社長さん

自社の強みは現在の事業には

ありませんか？

売れないと言われても

現在のお客様は

購入されていますよね

だからね先生

うちのお客は年を取って

介護施設に行くか

亡くなられる方ばかりなんですよ

うちの客はね

尻すぼみなんです

なるほど

それでは顧客リストは

どれくらいありますか？

もう

ほとんどいませんよ

1店舗で100人いるか

いないかです

それが目減りして

いるんですよ

それは大変ですね

社長さん

その名簿は確認しましたか？

確認はしていません

でも

分かり切ったことです

では

顧客リスト数100前後

という情報はどうやって

知りましたか？

販売員さんからの

情報です

確かにリストは見ていません

でもサンキューレターの数で

でわかるんです

では

サンキューレターは月に

何通出されていますか？

10通です

月に10人しか

買われていませんか？

いーえ

そんなことはありません

当り前でしょう

では

買った人全員にはレター

は出していませんよね

そうです

それが何か？

ということは

社長さん

サンキュウレターの数で

顧客数は把握できませんね

販売員が100人と

言うんだから100人です

さて

このような状況で

経営の打ち手ができますか？

情報には3つあります

第一次情報

社長が実際に目で見て

触って・味わって

確認した情報です

信頼度が一番高い情報です

第2次情報

人から聞いた情報

ほぼ当てになりません

信頼度50％です

博打に近いです

偉いコンサルタントが

いうからと簡単に投資

して失敗するケースは

多いです

第3次情報

情報源が不明な情報

ほぼまゆつばです

サギかもしれません

社長は

第2次情報で自社の顧客は

急速にいなくなっていると

焦燥感をもたれていました

まずは

第1次情報を確認しましょう

不確実な情報で

会社の方針を動かす

ものではありません