中小零細企業の発展のために労働分配率を管理しよう-企業の知恵袋
福山市の経営コンサルタント
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが早道です
ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
その仕組みをつくります
中小零細企業は労働分配率を
管理しましょう
労働分配率って何?と
思われるかもしれません
労働分配率は会社の付加価値を
人件費にどれくらい分配したかの
指標です
付加価値とは何か?
付加価値は限界利益の
ことをいいます
スイカから皮を除いた
実の部分が限界利益と
なります
この実の部分のうち
どれくらいを従事した
人たちに分けたか?
その割合のことです
労働分配率30%で
あれば
かなり優秀な会社です
労働分配率50%であれば
会社と従事員での
付加価値山分けタイプです
現在は
利益を出している会社
でも労働分配率は60%
あるいは70%になります
ちなみに
労働分配率は50%を
超えると倒産に向かう
とも言われています
しかし
現在は優良企業でも
60%を超えています
これで人件費を上げると
中小零細企業は
生きていけなくなります
以前TVで
首切りコンサルの話が
放映されていました
悲しい事だと思います
会社の経営の失敗を
社員に責任をとらせた形です
売上が半分になったら
人を半分にすればいい
という声もあります
社員のモチベーションは
下がります
そのせいもあって
労働分配率はどんどん
高くなってきています
労働分配率を
算式で示すと
労働分配率(%)=人件費÷限界利益×100
となります
皆さんも計算してみてください
米 限界利益は売上から変動費を
引いたものです(スイカの実の部分)
米 人件費は役員報酬・給料・賞与
法定福利費・福利厚生費の合計
あなたの会社の労働分配率は
いくらでしょうか?
下記にTKCの指標をのせました
比較してみてください
https://www.tkc.co.jp/bast/disp_bast.asp?param=site:zenkokukai,gyosyu:service
今後人材を獲得するためには
労働分配率を下げて
一人当たり人件費を上げる
必要があります
労働分配率を下げるための
処方箋をお話しします
処方箋その1
今の人材で
限界利益額を増やす
処方箋その2
少ない人数で業務が
できる仕組みを作る
処方箋その3
一人当たり人件費を
上げてそれ以上に
限界利益を増やす
処方箋その4
人件費総額を下げる?
しかし
一人当たり人件費を下げる
ことはお勧めしかねます
お勧めは
少人数の仕組みを作り
その上で限界利益を
上げることです
売上を上げることばかり
考えていると限界利益が
減ってくる可能性が
ありますのでご注意ください