ビジョン実現パートナーの拍子抜けするほど簡単な経営数字―限界利益―-企業の知恵袋
福山市の経営コンサルタント
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが早道です
ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
その仕組みをつくります
会社の利益を増やすために
作られた会計があります
管理会計と言います
業績を管理するものです
管理会計の用語には
聞きなれない言葉が
3つあります
変動費と限界利益
そして固定費です
拍子抜けするほど簡単と
言いましたが
難しそうな
この3つの
言葉をご記憶ください
この用語に
に馴れると経営力が
グーンと上がります
利益は
収益から費用を
差し引いた金額です
管理会計では
費用を2つに分けます
1つは
変動費用です
2つ目は
固定費です
変動費は売上高に比例して
発生する費用です
例えば八百屋さんでは
野菜の仕入原価です
タクシー会社では
燃料代が変動費です
売上高が上がると
比例して変動費は
上がります
売価100円
原価 60円の
ニンジンは
10本売れると
売上高 1,000円
売上原価 600円の変動費です
原価率 60%
100本売れると
売上高 10,000円
売上原価 6,000円の変動費です
原価率 60%
12,964本売れると
売上高 1,296,400円
売上原価 777,840円の変動費です
原価率 60%
32,964本売れると
売上高 3,296,400円
売上原価は60%かけると
1,977,840円です
このように変動費は
売上に比例して
発生します
もう一つの費用
固定費の説明をします
固定費は売上がゼロでも
発生する費用を言います
人件費・家賃・通信費・
リース代などの費用は
売上がゼロでも固定的に
発生します
それが固定費です
限界利益の説明は結構
大変です
おおたち流で説明します
恐らく
今まで聞いたことが
ない説明と思います
定義その1
限界利益とは
果物の実の部分である
定義その2
限界利益とは
果物全体から皮をむいて
残った実の部分
定義その3
果物―皮=実
実の部分が限界利益
定義その4
限界利益の限界は
限界まで大きくしたら
経営がうまくいく利益
定義その5
全ての支払いの元となる
儲けの源です
結局
1個当たりのスイカの
皮+実が売価となります
売買代金を値引きすると
限界利益の実から減ります
値引きをしても
皮は減りません
実の部分が減るのです
限界利益を増やすには
欲しい限界利益に変動費を
足した価格で取引するよう
努力することです
あなたが幸せになる価格は
幸せ限界利益+変動費です
値づけをするときは
必要な限界利益+変動費と
考えてみましょう
値づけは
お客様が喜び会社も喜ぶ
針の一穴を通すようなものです
支払いのすべては
限界利益から賄われます
だから獲得する限界利益に
執着する必要があるのです
限界利益から
人件費・家賃・光熱費・利息
・借入金の返済までを賄います
(まかな)
限界利益から固定費用を払い
残った利益から借入金を返済
します
利益が残っても
お金が残らないのは
借入金を払うからです
なお
誤解を恐れず分かり易いことに
重点を置いていますので
ご了承ください
経営の中核は
限界利益を増やすこと
に尽きると思います
根づけで失敗するときは
消費者の全員が買える
値段をつけることです
素晴らしい商品
素晴らしい技術を
持っているのに
もったいない話です
でも
お金を節約する意識の
高い人にも
ちょっと
通りかかりの人にも
みんなに手に取って
買ってもらいたい値段を
つけていませんか?
あなた生産可能量・販売可能量に
1個当たり限界利益を掛け算して
みましょう
その数字以上に
限界利益は上がりません
一個当たりの限界利益を
生涯の生産可能量に掛けて
みましょう
儲けの第一ボタンは
限界利益額です
年間の固定費が1,000万円なら
必要な限界利益は1,000万円に
なります
限界利益が1個1万円なら
1,000万円÷1万円=1,000個
1年間で1,000個売ればOKです
1,000個÷12か月≒84個
1か月84個売ればOK
84個÷4週=21個
1週間で21個売ればOK
こうして目標を立てる
ことができます
仮に
一人が毎月購入すると
84人の常連さんだけで
OKですね
業績を良くするには
売上でなく限界利益に
焦点を合わせましょう
最後までお読みいただき
ありがとうございます