取り返しのきかないお金の支出-企業の知恵袋
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたち みのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが早道です
ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
その仕組みをつくります
会社は
投資をしなければ
成長しません
その投資の中でも
大きな額を必要とする
投資があります
固定資産への投資です
固定資産には
建物・土地・機械・工具
種々あります
機械などの設備投資は
事業を上げるためにと
積極的に行われます
しかし
設備投資に対する
心配事があります
1つには
レンタルが良いか
買取りが良いか
二つ目は
新品が良いか
中古がよいか
三つめは
機能が充実した方が
良いか否か
四つ目は
一括で投資するか
個々に投資するか
五つ目は
その投資は陳腐化するか
長く効果があるか
六つ目は
営業体制ができているか
できていないか
七つ目は
オペレーターがいるか
いないか
八つ目は
その機械の周辺の
投資を把握しているか
九つ目は
初期投資だけでなく
ランニングコストも
計算しているか
最後に
将来の修繕コストを
まかなえるか
ざっと
思いつくままに
あげてみました
設備資産への投資は
多額になります
そもそも設備資産への
投資は減価償却終了まで
お金を眠らせます
この投資は
一度購入してしまうと
途中止めはできません
中小零細企業には
お金がありません
ダラリとした
投資は考えものです
ところで
ダラリとはどんな意味か
ちょっと
考えてみてください
ムダのダ
ムラのラ
ムリのリ です
ムダ・ムラ・ムリのある
投資は気をつけましょう
税理士歴32年で
700件の会社を
見てきました
設備投資のつまづきで
倒産する会社は多いです
私の設備投資への
10の心配があります
その設備投資の
ほとんどが会社の経営に
悪影響を及ぼしています
ところが
いったん投資したお金は
戻ってはきません
もちろん企業は
挑戦をし続けていく
必要があります
発展することは大事です
ただし
それは財布の許す限りの
範囲での投資です
その設備が収益を
生まずに頓挫した場合
会社はやっていけません
財布の許す限りとは
キャッシュフローの
範囲内でという意味です
中小企業はお金が無く
設備は100%借入金で
という話は多いです
そうすると
その投資が失敗しても
借入返済が可能な状態を
維持することが大事です
例えば
キャッシュフローが
(支払可能額)
年間1,000万円あれば
10倍の
1億円の投資をした場合に
10年で返済できます
その範囲であれば
次の挑戦が可能となります
適正な借入金額は
10年間で返済できるかが
カギとなります
会社の借入金総額を
キャッシュフローで
割ると返済年数が出ます
この返済年数を専門用語で
債務償還年数と言います
償還年数が10年を超えると
過剰借入となります
財布の許す限りの投資は
償還年数10年までの
金額と言えそうですね
投資額と使えるお金の
バランスを取りながら
チャレンジしましょう
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます