財庫と罪庫・淀んだ場所をなくそう-企業の知恵袋
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたち みのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが早道です
ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
その仕組みをつくります
会計に棚卸資産という
資産があります
一般用語で在庫です
ところで
在庫を持つのはなぜでしょうか?
機会損失(チャンスロス)を
防ぐために売切れ状態を
なくすため
小口で何度も購入すると
手間がかかるから
大量に購入すると
割り引いてもらえるから
値上がり局面だから
買いだめしておく
しかし
在庫はお金を払って購入した
投資財産です
投資したお金は
回収する必要があります
在庫切れはお客様を
ガッカリさせます
例えばお客様が
楽しみに買いに行ったら
品物がなかった
そんな時には
お客様は
確実にガッカリします
では
在庫の適正量はどれくらい
でしょうか?
私が考える
在庫の最適量は売れ残りが
1個の状態です
売切れ状態は何人かのお客を
ガッカリさせている可能性が
あります
売れ残りが1個ありますと
ガッカリしたお客はゼロと
解釈できます
それから
次の計算を考えてみましょう
売価1,000円
原価 300円
利益 700円
廃棄すると300円の損
売り損ないは700円の損
どちらの損がよいですか?
ところが
売り損ないの金額は
目に見えません
廃棄の損は
目に見えます
人間は
目に見えるものに
意識を払います
ちょうど
売切れる状態にすると
在庫はゼロです
しかし
ゼロの時にその商品を
求めてくる人もいます
いつ行っても
その商品が買えない場合
顧客は離れていきます
お約束通り
いつも購入できれば
リピート率は上がります
本当の粗利益は次の算式の
ようになります
本当の粗利=販売粗利―廃棄損
本当の粗利益は
販売実現粗利益から
廃棄原価を控除したもの
特に見込み事業のときには
この考え方が重要です
もう一つ
経営で澱む場所は早期に
清浄化する必要があります
新品だけどこれから先に
使うことがないもの
将来使えるかもしれないが
現在では用のないもの
割引されて安くなるけど
全部使いきれないもの
値上がりが激しいので
安い間に買いだめしたもの
もったいないと
とっておいたもの
いつしか
ガラクタ置き場になります
何事も
淀んでいる場所は
要注意です
古参のベテラン社員と
ベッタリの特別顧客
関係性が
淀む可能性があります
定期的に清浄化をすることが
必要になります
多くの問題は
淀んだ箇所から発生します
将来の
問題発生を防止するには
淀んだ場所をなくしましょう
問題は常にあなたの会社の
発展を阻んでいきます
在庫は必要最低限に計画
すべきです
経営で淀んだ場所を見つけ
清浄化しましょう
在庫がたまる箇所には
会社を大きく成長させる
秘密が隠されています
会社のボトルネックは
淀んだ場所にありですね
ちなみに
経理の処理も淀んで
いないですか?
まずあなたが会社を
改善するなら
淀んだ場所の
発見から始めましょう
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます