ゾンビ企業から健全企業へ脱皮しよう-企業の知恵袋
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたち みのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが早道です
ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
その仕組みをつくります
帝国データニュースを
読みました
コロナ禍以降「ゾンビ企業」
16.5万社に
「ゾンビ企業」と言う言葉は
日本のバブル崩壊後に
90年代後半に生まれました
雰囲気的に考えると
倒産状態であるが
なお営業している会社?
具体的には国際決済銀行に
ゾンビ企業が定義されて
います
3年以上※ICRが1未満
かつ
設立10年以上
※ICRとは
インタレスト・カバレッジ
レシオの略です
営業利益+受取利息配当を
支払利息割引料で割った
数値です
営業利益+受取利息配当金を
事業利益と言います
支払利息割引料を
金融費用といいます
つまり
金融費用よりも
事業利益が大きければ
数値は1以上になります
なかなか厳しい基準です
この基準で行きますと
受取家賃などの営外収益は
加味してくれません
すなわち営業利益がマイナスで
受取家賃で経常利益がプラスでも
数値が1未満ならゾンビになります
このゾンビ企業は
2020年度で全体の11.3%で
16.5万社存在します
帝国データバンクの調査では
11,562社のうち417社が
ゾンビ企業に該当します
そして調査企業のうち
コロナ関連融資を受けた
会社が
全体の52.6%存在します
しかし11,562社全体のうち
ゾンビ企業に該当するのは
どれくらいあるのだろう
皆さん予想してみましょう
何と11,562社全体で
ゾンビ企業は
79.6%もあったそうです
実に10社に8社が
ゾンビとなってしまいます
これは大変にショックな
数字です
ゾンビ企業は何を示すか
「お前はすでに死んでいる」と
言われているようなものです
一度試しに自社のICRの数値を
計算してみてください
節税・節税・節税・節税で
いくら税金を減らしたと
言っている場合じゃない
政府の金融支援・緊急対応で
ゾンビ企業が延命されている
とも言われているようです
このゾンビ基準は
非常に厳しい基準です
しかし襟を正して
その数値基準を目標に
してはいかがでしょうか?
志高く経営をしましょう
えっ?
税金が増える?
そこは
自利利他の精神で社会に
貢献していくことも
大事です
そもそも
経営指標に経営安全率と
いうものがあります
あと
何%売上が下がっても
赤字とならない指標です
これを
企業の不況抵抗指数と
言います
不況に強い会社を
作るには
経営安全率を上げること
それは
積極的に税金を支払うこと
なりそうです
もちろん
目一杯の節税をやった後に
そうなる様にします
健全企業になるために
経営安全率を上げましょう
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます