社長の後継者候補のご子息との面談-企業の知恵袋
税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたち みのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組み
その構築が大事です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
その仕組みをつくります
事業承継の悩みが
多くなっています
立派な会社
業績の良い会社
誰もがその会社を
目指して
頑張っている
ご子息も
その会社で頑張っている
しかし
会社を継承するか
どうかは別のようです
社長さんから
息子と話をしてくれないか
とのお話がありました
社長のお悩みです
「いいですよ、でも話を
聴くだけしかできませんよ」
ということで
息子さんと
面談をしました
息子さんが
会社に勤めて
8年経っています
真面目にやって
会社の仕事は
ほぼできるようです
なぜ
継がないのだろうか
多額の借金があれば
理解できますが
無借金経営です
売上高対経常利益率は
15%
経常利益5千万円
地域でも有名な会社です
確実に
時代は変わっていると
感じます
まずはご子息の
考えを知る必要が
あります
徐々に
話を聴いているうちに
あることが閃きました
なるほど
そういうことか
それなら
納得できる
小さい頃
自分の力で
四苦八苦しながら
プラモデルを作った
あの頃
誰かが
横から
それ違うでと言う
そんなことは
分かっている
試行錯誤だから
設計図をしっかり
見るのは
その後の話です
それ
そこにつく
部品じゃないで
腹が立った
記憶が
甦ります
わしが
作りょうるんじゃ
うるさいんじゃ
そうなると
プラモデル作り自体を
放棄したくなります
親は
子供が
失敗しないように
あらん限りの
心配をして
先回りして手を尽くす
親の言うとおりにして
できたプラモデルは
自分の力ではない
達成感が味わえません
子供のために
よかれと思うことが
子供にとっては
いらぬ世話です
親は親の人生
子は子の人生
親子では違います
親の良かれが
子の悪かれ
になります
なるほど
うちの事業承継の
参考になるな
息子さんとの
話も終わりに
近づきます
何か言い残したことは
ありませんか?
と問いかけると
僕の話はいいのですが
大立さんのことが
聴きたいです
なぜ独立したのですか?
苦労したことはありますか
苦労はしていませんが
2つ
悔しかったことがあります
1つは
組織をゼロから作るのに
10年以上かかったこと
もし組織を受け継げてたら
経営コンサルティング
の事業が楽にできたこと
組織が既にあって
お金と時間があれば
もっとできてたはず
お客を増やして処理して
一人で夜中まで仕事を
していました
それにプラスして
経営の勉強をするのは
大変でしたよ
それと
人間関係の作り方を
知らなかったこと
親父はサラリーマンで
お袋も看護師でした
実業界での人間関係の
作り方が
わかりませんでした
人間関係の処し方を
知っていればなと
悔やんでいます
でも君はすでに
その2つを
持っていますよね
これは
僕から見たら
羨ましいことです
そんな
話のあとに
息子さんが一言
まっ
やるときは
やりますよ
と言われました
自分の会社作りに
横からの口出しは
やる気を落としそうです
何かのヒントになれば
幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございます