2つの採算性-企業の知恵袋
税理士・社労士
数値ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたち みのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組み
その構築が大事です
数値ビジョン実現パートナーが
社長様と一緒に
その仕組みをつくります
二宮尊徳先生は
道徳と経済を両立させる
必要があると言われています
そのためには
常に採算性をチェック
する必要があります
採算性には
2つあります
短期の採算性と
長期の採算性です
まず短期の採算です
具体的には
印刷済みのコピー用紙の
裏を使うこと
やってみると
精神エネルギーを使い果たし
人が疲弊します
付加価値をつくる活動エネルギーを
弱めます
電気を細目に消すこと
玄関まで消すと
お客に暗い印象を与えます
お客様には明るい印象の方が
付加価値をつくります
低価格でお客を仕事すると
手間ばかりが多くて
社員は病院送りです
厳しいお客の仕事をすると
精神的なプレッシャーで
ストレス過多になります
短期の採算性は
目先の採算性
近視の採算性
目先の採算性を
重視しすぎると
後戻りできないことも
あります
次に
長期的な採算性です
採算性の範囲内で
理想の顧客を増やします
採算性の範囲内で
得意な仕事を増やします
イエローハットの
鍵山秀三郎さんは
大口顧客をお断りしました
はてさて
どんなお客か?
大手小売企業で
人間性がない
優越的地位を乱用し
一方的に取引条件の
変更を行う会社
当時その会社が
イエローハットの
売上の6割を占めています
まわりの会社からは
「あそこは潰れる」と
噂されました
そこを乗り越え
今日のイエローハットを
築かれました
他にも長期の採算性は
江戸時代の商人家訓
始末・才覚・算用があります
始末するは
ケチの意味ではありません
無駄な金使いをせず
生き金を使うことです
普段から節約をし
いざとなったら
有効なことに大きく使う
損して得とれ
という意味があります
経営にも
生涯顧客価値という
考え方があります
生涯顧客価値を
得るために
どれだけ投資できるか
才覚は
強みでビジネスを
すること
算用は
採算性が合うかどうかを
算盤をはじいて確認すること
現代で言えば
計画をシミュレーションして
利益を確認することです
このように
私たちの行動一つ一つに
採算性がついてまわります
会社の戦略にも
採算性がついてまわります
数字嫌いの社長さんも
いらっしゃいますが
採算性を合わすために
数字と友達になれるといいですね
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます