採用・定着の極意-企業の知恵袋
税理士・社労士
数値ビジョン実現パートナーの
大立稔です。
数字は人と組織がつくるもの
誰もが知っていることです
だけど、簡単ではない事が多いです
会社というコミュニティに
人を集める理由は
業績を上げるためですよね
人が集まる理由の第一は
会社の業績を上げること
うまくいかないことが多いです
ある会社から相談がありました
5人入社して5人辞めてしまう
という問題です
そんな時は
こんな状態になって
いませんか?
目的・目標が不明確で
達成の「道筋」が不明確な場合
社員はやる気がでません
経営者は
達成の「道筋」を明確に示します
「それを考えるのがお前だろう」
と怒る上司もいます
人は怒られたくありません
社員は仕方なく思いつきで
「道筋」をつくります
やむにやまれずに・・・・・
社員が10人いれば
10通りの道筋ができます
バラバラの状態です
業績は不振となります
業績を上げるために
集まっているのに・・・・・
達成の道筋は「戦略」です
「戦略」は経営者の仕事です
社員に道筋(戦略)を
任せるとバラバラな会社に
なります
成果が上がらなくなります
ドラッカーさんの本にあります
17世紀までの外科の手術は
理髪師が行っていたそうです
医師は理髪師にラテン語で
医学書を読み上げるだけです
理髪師にラテン語は通じません
患者が死ねば理髪師の責任
患者が治れば医師の手柄
現代医学からは滑稽に見えます
ドラッカーさんは
今日の組織論は
この17世紀の手術を想起させると・・・
経営者が
「何でもいいから
とにかく売ってこい」
と言います
「明確な道筋」がない社員は
それぞれ自己流の戦略を考え
実行します
それで
業績上がれば上司の手柄
失敗すれば部下の責任に
なっていませんか?
「道筋」が明確になると
目標が明確になります
そして
活動内容が明確になります
目標が成果となります
その活動内容で成果が出るか?
仮説検証を繰り返します
成果の出る活動が明確になり
その活動を効率化するために
「仕組み」をつくります
「仕組み」は成果を出す活動を
高速回転させます
「戦略」を実行するギアシャフトです。
これらがはっきりすると
社員はやる気が上がります