利益ばかり見ていると、会社は倒産に向かいます-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが飛躍の一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
さて
会社の業績を見るときに
利益で判断している社長様は
多くいらっしゃいます
利益は
その月の税引前利益を見ている
方が多いです
その月分の税引前利益が黒字である
ことに満足されていませんか?
よしんば
黒字でなくともトントンベースで
あれば「まずまず」という気持に
なられていないでしょうか?
会社の利益の第一ボタンは
限界利益です
この限界利益から
人件費・水道光熱費・家賃などの
固定費をまかないます
さらに限界利益で
借入金の返済までもまかなうことに
なります
ということは
当月の税引前利益だけを見ていては
お金が減り続けることになりかねません
誤解を恐れず簡略化して説明
しますと
必要な税引前利益の金額は
借入返済額以上でなければ
お金は減っていきます
例えば
毎月返済額が50万円ですと
税引前利益は50万円以上ないと
お金は減ります
もう一度言いますが
分かり易く説明するために
誤解を恐れず簡略化しています
仮に
毎月返済額が50万円で
税引前利益が30万円ですと
20万円のお金が減るのです
利益は出ているがお金が残らない
一般的にこれを
勘定合って銭足らずの状態と
言います
さらに
税引前利益には税金がかかります
そうすると
税引前利益30万円の場合に税金を
30%と仮定すると手取り金額は
21万円になります
税引後利益21万円-返済額50万円は
29万円ものお金を減らすことに
なります
20万円の減少では済みませんね
さらに
税金を払うなという声に耳を貸すと
30万円の税金を節約するためには
100万円の出費が必要になります
そうすると
出費100万円+借入返済額50万円で
お金は150万円も減ることになります
税金を払えば29万円のお金の
減少で済むのですが・・・・・
せっかく利益が出て
上向きに進み始めた勢いは
かき消されてしまいます
お金無い無い病に犯されて
しまうのです
上昇運を自ら消してしまいます
そして
利益が出れば何かを買って消し
お金が減り
さらに借金を重ねるという悪循環に
はまっていきます
周りの身近な人が
やたらと節税・節税とささやいて
いませんか?
節税の裏側には甘い蜜が吸える
のかもしれません
健全な考え方というものが
大切になります
ですから
毎月見るのは利益だけでなく
資金繰りを重点的に見るように
しましょう
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます