アリとキリギリスとコツコツ経営-企業の知恵袋
福山市の税理士・社会保険労務士
ビジョン実現パートナーの
大立稔(おおたちみのる)です
会社の数字は
人がつくるもの
普通の社員が
天才の仕事をする仕組みを
つくることが初めの一歩です
ビジョン実現パートナーが
社長様とご一緒に
仕組みをつくります
イソップ寓話に
アリとキリギリスが
あります
夏の日
キリギリスは毎日
歌って踊って暮らしています
そうすると
アリさんがぞろぞろと
歩いてきます
キリギリスはアリさんに
話しかけます
やぁーアリさん
そんなに汗だくで
どうしたの?と聞きます
アリさんは
やぁーキリギリスさん
食べ物を運んでいるんですよ
ふーんだけど
ここには有り余るほど
食べ物があるでしょう?
いちいち家に運ばなくても
いいんじゃないの?
自分みたいにお腹がすけば
そこらにあるものを食べれば
いいじゃない
歌って踊って遊ぼうよ
アリさんは
いいえ今は夏だからいいですが
冬になると食べ物はなくなって
しまいますよ
今のうちに食べ物を集めて
おかないと大変ですからと
キリギリスに言います
キリギリスはバカにして
ハーハッハッハーと
笑います
そんなことは
冬になってからすれば
いいことさーと言います
秋になっても
キリギリスは
歌って踊っています
そしてついに
冬が来ました
辺りはキリギリスだけです
食べるものはありません
アリさんを思い出して
家まで行きます
しかしアリさんは
家の扉を開けてくれません
キリギリスは
生きていくことが
困難となりました
ザっとこんな
話だと思います
会社経営にも通じる
話だと思います
会社も儲かる時期があります
景気の良い時には利益が出ます
その利益を何に使うかが
問題です
景気が良い時にお金を
貯めます
景気が悪い時に
安くなった機械設備を
購入します
1億円の設備投資で
半分の5千万円を預金から
残り5千万円を借入で賄います
銀行からの借入金は
10年で返済します
そうすると
年間500万円の返済額です
ところが
儲かった時に全部を
使い切った会社はオール借金での
設備投資です
1億円を10年で返済します
年間の返済額は1,000万円です
年間1,000万円の利益を上げても
税金がかかります
税率を35%とすると
1,000万円の利益では税引後
650万円の返済しかできません
では1,000万円を返済するには
いくらの利益が必要でしょうか?
1,000万円÷0.65≒1,540万円
景気が悪くなった時には
これだけの利益を出すことは
難しくなります
手元資金を頭金に回すと
税引後利益の650万円で
十分に支払いができます
いい時に良い因を積み
悪い時にも良い因を積めるよう
コツコツとアリさん経営が
安心です
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます